関税庁、免税範囲を超えた品物の「代理搬入」に警戒強める

韓国大手紙・東亜日報12年4月26日記事抜粋
最近、免税限度を越える品物を購入した海外旅行客が他の人に自分の品物を預けて関税の賦課を避ける「代理搬入」が増えたため、関税当局が警戒令を出した。
関税庁は4月２５日、「代理搬入の行為が摘発された場合、依頼者と被依頼者の双方にそれぞれ物品原価の２０～６０％に当る罰金が科せられ、当該物品は押収される」と話した。関税庁によると、代理搬入行為の摘発件数は昨年２２６件と１０年（７３件）の３倍水準に急増し、今年３月末現在１２２件も摘発された。１０年１月から今年３月まで税関に摘発された品目はブランド品のハンドバッグ（２６０件、６２％）、高級時計（９１件、２２％）などが最も多かった。
現在、海外旅行客は国内免税店や海外で購入した物品の中で４００米ドル（約４５万ウォン）まで免税となり、残りの金額に対しては関税が課せられる。これを避けるため、旅行客は一緒に出国した知り合いと購買した品物を預けあい、他の飛行機を使って入国するなど、多様なやり方で税関の目を逃れている。
また、このような代理搬入がインターネットやソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）などを通じて「成功談」のように語られ、不法を犯す旅行客が増えている。関税庁の関係者は、「これから持続的に同行人の分析やＸ線検査の強化などを通じて積極的に摘発し、厳重に対応していく」と話した。