シニア花井の韓国余話

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拉致:被害者21人の平壌居住を確認 

2011年10月30日 22時24分53秒 | Weblog
(韓国大手新聞、朝鮮日報 11.10.24記事抜粋)
 6・25戦争(朝鮮戦争)後に韓国から北朝鮮に拉致された被害者のうち、21人が平壌に住んでいることが分かった。
 10月24日に発売される「週刊朝鮮」によると、北朝鮮当局が作成した満17歳以上の平壌市民の個人データを、拉致被害者家族会(崔成竜〈チェ・ソンヨン〉代表)が所有する戦後拉致被害者505人のデータと付き合わせた結果、拉致被害者21人の平壌居住が確認されたという。
 今回分かった拉致被害者は、1977‐78年に全羅南道・紅島で拉致された当時高校生のイ・ミンギョさん(52)、チェ・スンミンさん(53)、イ・ミョンウさん(51)、ホン・ゴンピョさん(51)の4人と、60‐80年代に拉致された漁師10人、69年に拉致された大韓航空乗務員3人、71年に西ドイツで拉致された在西ドイツ大使館労務官のユ・ソングンさん(78)家族3人、79年にノルウェーで拉致されたコ・サンムン元首都女子高校教師(63)。
 このうち、大韓航空乗務員だったソン・ギョンヒさん(65)など12人は、南北離散家族の面会行事、北朝鮮メディアへの出演、韓国政府当局者の確認などで生存が確認されていたが、漁師のイ・グァンウォンさん(62)など残りの9人は今回初めて生存が確認された。
 拉致被害者たちは北朝鮮で結婚し、平壌の万景台区域八骨2洞や牡丹峰区域興富洞などにまとまって暮らしており、うち15人は「朝鮮労働党112連絡所」などのスパイ教育機関に勤務していることが分かった。
 拉致被害者の家族たちは、韓国政府がこれまで積極的に送還に努めず、連座制(北朝鮮渡航者の家族にまで社会的不利益を負わせる制度)などを適用したため、苦痛を受けたと批判している。イ・グァンウォンさんの兄ジョンユさん(71)は「弟が生きていると分かってうれしい」と話した。


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