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JW脱出計画(進行中)

エホバの証人2世(現在不活発)の思いをつらつらと・・・

僕らに安息の時は来ないのか?

2009-11-07 19:40:28 | Weblog
独身男性を狙った結婚詐欺事件が巷を騒がせていますね。

亡くなった男性は比較的年齢が高く、結婚したかったり彼女が欲しかったりというそれぞれの願いを逆手に取られてお金だけでなく命まで奪われたとの事。

実を言えば僕も殺された彼らのように、ある程度の年齢まで独身のまま過ごし、できればそのまま独りで静かに死んでいきたいと思っていた人間なのでこの事件にはショックを受けました。

もし彼らと同じように静かに余生を送ろうとしていた矢先に、同じような状況に陥ったら果たして冷静に事態を見極めて危険を回避できるかと問われると正直自信がありません。それではいけないんですが。

でも男性たちもこの女に目を付けられなければ、たとえその後に本物の素晴らしい出逢いは経験できなかったとしても、自分の望むより前に死ぬことにはならなかったのではないかと。

そう思うと、独身のままでもいいから心静かに人生を締めくくりたいというささやかな願いさえ叶えるのは難しい時代が自分にもこの先待っているのかと思うととても怖くなりました。

僕らに安息の時は来ないのでしょうか?


びんぼう神様さま

2009-11-07 00:13:27 | Weblog
人から勧められて「びんぼう神様さま」(高草洋子著・地湧社)という本を読みました。

内容は、

ある夫婦の家にやってきたびんぼう神が、望み通りその夫婦を貧乏にしたものの、彼らは境遇に不平を言わずに、びんぼう神を敬うようになり、困ったびんぼう神は次第にその夫婦の幸せのために行動するようになっていく。

という筋立てです。

貧困自体が幸せなわけではないけど、貧困であることで人として大切なことを気付かせてくれることもある、というのがこの本の言いたい事の一つではないかと思います。

この作品を読んで思い出したのが、福音書にあるキリストの例え話し。

収穫の時期に蔵に入らない程の豊作だった事を喜んだ主人が満足感に浸りながら眠りに就くと、その夢に神が現れ、「お前は今夜死ぬ」と告げるというもの。

JWにいた頃は「富を得る事だけを考えている人間はこうなって当然だ」みたいに思っていたんですが、いま思えばこの話、身の毛もよだつ感じですね。

だって、豊作になって金持ちになったのは何もこの人のせいじゃなく、豊作をもたらす環境を与えた神なわけですし、しかもこの人は別に犯罪に走ったわけでも神を罵ったわけでもなく、ただ「自分が豊かになったのを喜んだ」だけなのに殺されなきゃいけないなんてあまりに理不尽です。

最初に書いた「びんぼう神様さま」に出てくる夫婦も自分達の境遇に文句を言わず、その状況の中で生きていることに満足していました。

金持ちと貧乏という差はあるものの、与えられた環境の中で喜びながら生きていくという点では両者は同じなわけです。

それなのに片や命を救われ、もう片方は命を奪われた。

そう思うと、JWの神というのは随分と自己本位な神だったのではないかと思えるようになりました。

しょっちゅう「愛の神」などと崇められていたこの神というのが、本当に人間の幸せを考えていた存在だったのかどうかとちょっと考えさせられた出来事でした。





確かなもの

2009-10-30 00:19:19 | Weblog
最近働き始めた会社で一緒に入社した二十歳前の人がいるんですが、休憩時間に話をしていて彼が「既に結婚している」そして「年末にはパパになる」という事が判明しかなり驚きました。

確かに若いのに随分落ち着いてるなぁと思っていたんですが。

僕も若い頃から周囲の人に「落ち着いている」と言われて育ってきたんですが、いわばそれはまやかしでして、

自分でもそれを自覚していたので、言われる度に嫌な思いをしていたものです。

まあJWでは「落ち着いてる」とか「模範的だ」と仲間の信者の息子なり娘なりに声をかけるのは半ば挨拶がわりみたいなところがありましたから、

それに気付いてからは自分も真に受ける事なく聞き流してはいたんですがw

そういう風に言うのはやっぱり自分の子供にも同じ言葉をかけて貰ってある種の「安心感」を得たかったからだと今にして思います。

「自分の子供は組織(とそのバックにいる神様)に認められている」と、たとえそこに根拠がなくても感じていたい。

逆に言えばそれだけあやふやな土台の上に己(とその家族)は立っているのだという自覚があったんじゃないかと。

何しろ、幾ら神様への奉仕に励んでも最後の最後にその神様によって死刑にされるかもしれない…等と日々怯えながら生きていたわけですから。

そんな日々からとりあえず抜け出し、死の恐怖から解放されて4年程が経ちました。

今は、二十歳にして家庭を持つ彼のように、いつか自分も確かな裏付けのある落ち着きを持った人生が送れたらと思います。

1週間

2009-10-24 17:08:20 | Weblog
新しい会社での最初の1週間が終わりました。よく無事に終わったなあ・・・というのが正直な感想です。

間違いなくこれまで就いた中で肉体的に一番キツい仕事です。今まで一度も痛くなったところのない箇所が痛くなったり、体が辛くて朝起きられないという日も経験しました。

それでも、今回一緒に入社した人達と励ましあったり愚痴を言い合ったりして(笑)何とか乗り切れました。やはり同期入社の人がいるというのは心強いです。

1週間が無事に済んだので次の目標は1ヶ月を何とか乗り越えることですね。頑張ります。

ノーベル平和賞

2009-10-10 14:09:22 | Weblog
今年のノーベル平和賞、小浜・・・じゃなくってオバマさんに決まりましたね。

不勉強のせいもありますが、こと平和賞の場合、自分の全く知らない人が受賞することが多くて「世界にはこんな人もいるんだな・・・」と気付かされる事が多かったので、今回の結果は意外でした。

それと共に若干の違和感も^^;

だって、アメリカは今まさにアフガニスタンで「戦争」してますよね。しかもオバマさんは最近この戦争に送る兵隊を増やして戦いを拡大するって言ってるし。

それに受賞理由の「核廃絶を世界に訴えている」というやつも、実現したわけじゃなくてまだ「理想」の段階な訳です。

それとも一度の「核戦争」で死ぬ人よりもアフガンで死ぬ人のほうが少ないからOKなのか?・・・まさかね^^;

だからいくら「大義名分」があろうとなんでこの人が「平和」賞を貰えるんだろう、と天邪鬼の自分は疑問に思ってしまいました(笑)賞の価値を下げるだけじゃないかと。

以上、かつて「平和の神」と言いつつバンバン「異教徒」を殺しまくっていた神に仕えていた男の戯言でした。