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JW脱出計画(進行中)

エホバの証人2世(現在不活発)の思いをつらつらと・・・

震災商売の被害者?

2011-03-26 22:19:58 | Weblog
このブログも更新など殆どしないのに毎日それなりの数の方が(仮にたまたまとはいえ)見に来て下さっているようで、ありがとうございます。疑問・質問等あればなんなりと書き込んで下さい。ただまあ気分の悪くなるコメント等はさっさと削除しますのであしからずw

ところで大震災が起きて2週間余り。自分のところは被災地から少し離れている上、計画停電も行われていないので、正直に行ってごく普通に日々が過ぎています。一応会社や自治体を通して僅かですが援助などさせてもらったものの、あまりに大きな被害に対する自分の非力さに肩を落とす毎日です。

そんな中ネット等を覗いていると、有名なアーティスト達が震災を受けて曲を書いて発表したというニュースをよく眼にするようになりました。もちろんその曲の収益を寄付したりしている人が多いのは立派だと思いますが、

それとは別に感じたのは、やはりこういう人達というのは、芸術家としての感性が一般の人より敏感なので、こういった非常事態には神経が鋭くなって何か曲を「書きたくのなる」のかもしれないな、という事です。(全ての人が、とは言いませんが)

そういう点ではJWの人々にも相通じるものがあるかもしれませんね。なにしろ彼らはこの世の中で災害やら事件が起きると嬉々として布教に出てはそういった事象と神の言葉(と己が信じているもの)を結び付けたくて仕方がなくなるからです。

表面上は悲惨な出来事に心を痛めている、と言いつつ、実はそれをネタに自分達の日頃の主張を正当化する行動に出たくて堪らなくなる。

そう考えると自分がJWでやっていた事が全て虚しく感じられます。自分がJWとして生きた時間て一体何だったのか。他人の不幸を餌にして、また他の人を騙すために奔走していた27年間。

母と妹は今でもその組織にいるけど、そういう事に本当に何の疑問も持たないのだろうか?とよく不思議に思います。もしかしたら日々の生活と、JWの活動をきっちり分けて考えているのか?もしそんな芸当が出来るのだとしたら、果たしてそんなお遊びに僕の人生まで巻き込む必要があったのか?

おそらくその答えは彼女達からは得られないと思います。思いをぶちまけても「この子は悪魔に騙されている」と泣きながら聴くことを拒否されて、今後とも自分らは「不活発な息子を持ってはいるが頑張っている姉妹達」というポジションで組織内で生きていくだけでしょう。

震災に逢った方々の苦労に比べれば小さいものかもしれませんが、30代もまもなく半ばに差し掛かるというのに、自分はまだJWに縛られたままな気のする今日この頃です。


今回の地震に思う

2011-03-13 00:27:01 | Weblog
東北を中心とした未曾有の大地震が起こってしまいました。個人的にも今回被害を受けた地域は旅行でよく行っていた所なので、廃墟と化してしまった街やそこで呆然としている人たちの姿を見るのはとても悲しいです。

あの阪神大震災の時の事を思い返してみると、やはり自分はまだJWにどっぷり浸かっている時だったので、「この地震も終わりの日のしるしなんだ、やはり聖書は正しい」等と、今思えば情けない考えに囚われて、災害で苦しんでいる人たちを心配する事を二の次にしていたんだと思います。

JWの信者がこれから真っ先にやりそうな事といえば、この地震の話をネタにして、頼まれもしないのに人ん家に押しかけて組織の機関紙を売りつけることなのでしょうが、

今回自分が真っ先に思ったのは、他の大勢の人たちと同じように「何か自分にできることはないか」という事でした。

こういうまともな思考が無意識に出来た自分に少しホッとしています。

幸い明日は休みなので、援助物資の受付けをしてる所がないか調べたりして、少しでもこの災害で被害を受けた人たちの力になれたらと思っています。

何の役にも立たないカルト教団の教えに振り回されて、思考を狂わされていたあの頃の自分の分まで。


まずは感覚のズレを直す

2011-02-03 19:52:12 | Weblog
JWから脱出してきて、あの世界にいた時に普通だと感じていた感覚が所謂世間の感覚と随分ずれている事が分かったりして愕然となることがあります。

たとえば、まあこれは僕のいた会衆にだけ多かったのかもしれませんが、主に離婚または別居して子供と暮らしている姉妹たちの中で、冬用タイヤの履き替えを若い兄弟にいつもやってもらっている人がかなりいました。

その兄弟というのは自動車整備の仕事をしているので交換自体はお手の物だったんですが、頼まれる数がハンパではなく時期も重なるのでかなり大変そうだったのを覚えています。

僕はそういうのを頼まれるタイプではなかったので「いつも大変だな」とただ傍観していた訳ですが、JWを出て世間に慣れてから感じたのは、その姉妹たちのやっていた事が随分と図々しい行為だったという事です。

だってタイヤを替えるのって大体1本500円する訳です。4本で2000円位になります。それだけの費用が掛かる仕事を「JW同士だから」や「母子家庭だから」という理由だけでタダでやらせるというのは、世間の感覚で言えば首を捻りたくなるかもしれないなと思った訳です。

ただ繰り返しになりますが、こういう感覚を覚えるようになったのはJWを出た後でした。あの組織にどっぷり漬かっていた頃はそんな風に思ったことはありませんでした。

細かいことかもしれませんがこういう感覚を修正するというのは大事だと思います。

体はJWから脱出できていても、心がJWから脱出できていないうちは本当に生きていて苦しいことが沢山あります。

このまま自分はどこにも属せずダメになっていくんじゃないかと不安に苛まれます。でも順調に行けばそんな闇夜のような毎日から出られた、と思える日は必ず来ます。

もし悩んでいる人がいたら、希望を捨てずに、そして恥を掻くことを怖がらずに(といっても最初は怖いでしょうが)とりあえず毎日を生きていったもらえたらと思います。

本物のボランティア

2011-01-04 01:19:05 | Weblog
岡山に泊まった次の日、そろそろ東に向かおうかと思って電車の時刻表を見ていたら、ふとここから四国の高松まで30分程で行ける事が分かり、せっかくなので讃岐うどんを食べて帰ろうと思い立ちました。

自分的に最も贅沢な朝飯を食べようという算段ですw

瀬戸大橋を渡り出した頃、写真を撮ろうと立ち上がってウロウロしていたら、近くに座っていたおじさんが「ここからだとよく見えますよ」と教えてくれました。言われたとおりそこに立ってみると確かに海に浮かぶ瀬戸内の島々がよく見えました。

写真を撮り終わっておじさんにお礼を言うと、ニッコリ笑って「ようこそ四国へ!」と言いつつ電車を降りていきました。

少し良い気分になりながら高松に着いて無事うどんを食べ、岡山に戻るまで時間があったので駅近くの城跡に行くとなんとその日は無料開放日。

さっそく入ってみると、中は人が殆どいません。

正月だし仕方ないかと思っていたら、観光ボランティアらしきお爺さんが「どうぞどうぞ」と城内に案内してくれ、丁寧に城の略歴などを話してくれました。

お礼を言って帰ろうとすると、同じ城内に綺麗な庭があるのでぜひ見ていって下さいと言い残してお爺さんは去っていきました。

電車の中で会ったおじさんといい、このガイドのお爺さんといい、人の為にこうして骨を折って動ける人というのはつくづく立派だと思います。

思えばJWも僕の関わった時代の最後のほうでは、布教の際に自分たちの活動を「ボランティア活動」というように組織からお達しが来ていましたが、個人的にはそれにとても違和感を感じていました。

それはきっと自分のやっていることが相手に全然喜ばれていないという感触があったからだと思います。だからやっていて苦しかったのでしょう。

自分がこの先、人の為に何かできるようになるのかは分かりませんが、少なくとも人の為にならないことだけには二度と手を出さないようにしたいと思います。




新年早々・・・

2011-01-01 23:19:16 | Weblog
只今中国地方を旅行中のわけですが、何だか嫌なものを見てしまった・・・という話を新年早々書こうと思います。

30日に全国的に有名なある神社に寄ってきたのですが、雨の中着いてみると目に飛び込んできたのは遠く離れた駐車場から続く長蛇の列。

正月前なのだから空いてるだろうと安易に考えていたのが失敗だったか、さすがこの手の有名所は違うな・・・と急いでその列の最後尾に並んでみたのですが、しばらくしてどうも様子がおかしい事に気付きました。

何故なら雨に濡れながら並んでいるその大集団など関係ないといった顔をして、幾人もの人がどんどん境内に入っていくから。

そこで観察してみると、その列は100人位の人の先頭に一人数字の書いたプラカードを掲げた人がいる、という固まりが何十も集まっているのでした。しかも所々に、腕にオレンジの腕章を付けた人間がいてその列の世話をしている様子。

あとで分かったんですが、彼らは某宗教団体の集団お参りの列でした。

面白いのは、彼らの服装がスーツや着物等の「正装」だったこと。そう、あたかも大会で給食の列に並んでいたJWの集団そっくりだったのです。

「第一種正装で列を作って並ぶ」というのが、部外者から見るとこんなに気持ち悪い(失礼!)ものなのだということを改めて感じました。まあ、数年前には自分も堂々とやってたんですがね。

というわけで謎も解けた僕は列を離れてとっととお参りを済ませ、次なる目的地に向かいました。

(オチ無しw)