いーちんたん

北京ときどき歴史随筆

マンジュの森ーーヌルハチの家族の物語26、蜂起して一年後も

2018年11月27日 13時36分50秒 | マンジュの森 --ヌルハチの家族の物語
ところで、ここで初めて犬以外の家畜が登場する。
牛の財産があって良かった、と妙なことで喜んでいる場合ではないが。。。笑


この事件は、蜂起してからすでに一年近くが立ち、
同盟者らとともにトゥルン城を筆頭にサルフ(薩爾滸)城、チャオジャ(兆嘉)城を襲撃した後であり、
そのために戦利品なども少なからずあったと想像できる。
 

ここには主人ヌルハチと呼吸の合ったラハンなる手勢が登場するが、
その他には身の回りをしっかり警備してくれる勢力はまだあまりなさそうである。

いれば、自分がわざわざ妻の影に隠れ、刀かまえ、弓背負うてまで奮闘せずともよい。
 
知らない者同士に信頼関係が築かれるまでには、どうしても月日の経過が必要となる。
幾度かの戦争で捕虜をいくらか引っ張ってきたとしても、親衛隊にするほど信頼できるものではない。

逆に寝首をかかれるのが落ちである。

一年足らずに月日では、まだ信頼できる手勢が育っていなかったことがわかる。
 
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遼寧省の撫順市新賓満族自治県永陵鎮

満州族のための民族小学校




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