谷沢健一のニューアマチュアリズム

新ドメインに移行しました。

キャンプ地紀行(その4)

2006-02-04 | プロ野球への独白
 球場正面で報道関係者として受付を終えると、一人の青年が近寄ってきた。イチロー選手愛用のサングラスメーカーのスポーツマーケティングディレクター・露木氏である。私が前クラブの監督の時に何度か対戦したと言う。彼は横浜金港クラブの助監督兼三塁手で、サードコーチャーボックスに立って采配を振るっていた私に声をかけられたそうだ。
 それを思い出しかけたとき、「オープン戦をやりませんか」という挑戦を受けた。金港クラブは栃木県の全足利クラブに並ぶ強豪であり、老舗(しにせ)のすばらしいチームである。対戦は4月にグランドが確保できしだい、返事をすることになった。
 まずブルペンへ行き、投手陣を見た。今年から投手の2段モーションが禁止され、国際基準に沿うことになる。(アマチュア野球では、このモーションについて既に厳しく律しているので、問題はない。)ホークスでは斉藤和巳投手が一番危惧(きぐ)されていたが、流れるようなスムーズなフォームとなり、審判からOKの確約を得ていた。