信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂村区長会視察研修&山清路の風景

2023年10月18日 | 生坂村の報告

 10月18日(水)は晴れて穏やかな秋の空で、午後に薄雲がかかりましたが、昼間は過ごしやすい体感でした。

 今年度の区長会視察研修が行われ、生坂村を朝6時30分頃に出発し、新潟県上越市の「上越コンベンション協会」に9時30分頃に着きました。

 上越コンベンション協会では、最初に私から区長会の視察対応に御礼を申し上げ、当村の概要を説明させていただいた後、常務理事兼事務局長の南局長から歓迎のご挨拶をいただきました。

 次に、企画事業課 高橋係長と平林主任から「越後田舎体験」の取り組みについて説明していただきました。

 越後田舎体験は平成10年度に6つの町村で、官民一体となり始まり、観光交流による地域振興を目的に受入を行ってきたとのことでした。

 平成17年に平成の合併により上越市と十日町市の2つの市が誕生し、越後田舎体験はより2市にまたがり、広い地域と施設・人材の活用・交流により事業を推進していました。

 当事業は、それらの地域に暮らす人々と、訪れた人々の双方向に感動をもたらすような体験ができることを受入の基本としているとのことでした。 
                          
 海・平野・里・山といったバリエーションがあり、地域素材である自然や農業・林業・漁業などの営みと、地域の歴史と文化が存在していて、そこに生きる人々が、すべての体験プログラムにかかわっていました。

 また、ホームステイは学校や団体の受け入れのみ可能でして、日本海の長い海岸線、米どころの広い平野、そして棚田やブナ林がある日本の原風景が残る中山間部を持つエリアは、自然・農林漁業・環境・歴史民俗学習の適地とのことでした。

 あらゆる体験プログラムは地元の方々がインストラクターとして関わり、体験者との交流を大切に考えていて、企画コーディネートは協議会事務局ですべて行っているとのことでした。

 今回の研修としては、当村一村の規模では出来ない田舎体験であり、近隣市町村と広域的に連携して取り組むか、規模を縮小して生坂村の山紫水明の自然、先人が築いてこられた歴史・伝統・文化などを体験していただくか研究する必要性を感じました。

 次に、道の駅 燕三条地場産センターに行き、佐藤専務理事、鈴木部長から説明を受けました。

 三条市と燕市は、作業工具・刃物関連等を主体とした金属製品の「金物の町」並びに「金属洋食器」「金属ハウスウェア」製品を主要製品とする町として、国内はもちろん世界に輸出していました。

 当地場産業振興センターは、時代に対応した新しい展開をめざす地場産業が、人・技術・情報の高度な交流結合をはかり、新商品・新技術の開発の契機となる中核機能と、併せて地域文化の活性化を図るための各種機能を併せ持った多目的施設であり、産業と観光の拠点となっていました。

 三条の刃物の歴史として、昔、河川の氾濫に苦しむ農民を救済するため、江戸から釘鍛冶職人を招き、農家の副業として和釘の製造法を指導・奨励したのが始まりとされていて、現在は、三条鍛冶の伝統を受け継ぐ利器工匠具や包丁は全国に知名度を誇り、三条の代表的な特産となっています。

 燕の洋食器は、江戸時代の初期に農村の副業として和釘の製造技術を取り入れたことが始まりとされ、その後、ヤスリ、煙管、鎚起銅器などの製造の金属加工技術を生かし、現在の金属洋食器が生まれ、現在は、全国の生産額の90パーセント以上を占め、世界各国に輸出されるまで成長しました。

 区長会の視察研修1日目は、それぞれの箇所で我々の視察研修にご対応いただきました方々に感謝を申し上げますとともに、農泊推進型の田舎体験や地場産品の振興と発信に取り組んでいる説明を受け、当村にどの様に反映できるか研究をしていかなければと感じました。

△▽ 毎朝恒例の写真は、先日撮影しました清き流れの犀川と奇岩の風光明媚な山清路の風景です。

R5 10 18 信濃十名勝「山清路」の風景

 その他生坂村では、保育園で秋の遠足、小学校でマラソン大会事前検診(高)・ALT、児童館でのらのら青空塾・しょうぎ教室、松本山雅トレーニング講座、集団検診結果返却会、野々市市議会視察研修対応、いくさか歩こう部などが行われました。



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