信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

令和6年度 第78回 生坂中学校入学式

2024年04月04日 | 生坂村の催し
 4日(木)午後2時45分から中学校体育館で、令和6年度 第78回入学式が挙行されました。今年度は、男子5名、女子2名の7名が入学しました。
▽ 新入生が、温かいの拍手の中、少し緊張気味に入場してきたところです。


▽ 敬礼をし、宮下教頭先生の開式のことばの後、全員で国歌と校歌を斉唱しました。



▽ 上條教育長が、新入生の皆さん、新入生の皆さん、生坂中学校へのご入学おめでとうございます。皆さんは、これから始まる中学校生活への期待と希望に胸を膨らませていることと思います。
 中学校の三年間は、新しい知識や技能を身に付け、豊かな人間性を育む大切な時期です。自分の目標をしっかりと作り、自ら進んで学習や運動などに取組み、楽しさや厳しさを体験しながら、これからの時代を生き抜く確かな力を身に付けてください。

 保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。中学校の三年間は、人間性を形づくる上で重要な時期であります。一人一人が生き生きと学び、将来を切り拓く力を身に付けることができますように、お子様の思いや願いなどにしっかりと向き合っていただくようお願い申し上げます。
 新入生の皆さんが、充実した中学校生活を送ることができますようご祈念申し上げ、教育委員会告辞としました。

▽ 小松校長先生が、7名の新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。今日から、皆さんは生坂中学校の一員となりました。私たち教職員・在校生は皆さんの入学を心待ちにしていました。
 これからの中学校生活は、義務教育の最終段階であり、人生の中での大きな分岐点に向かっていく力を蓄えていく大切な三年間です。
 三年後、皆さんは、自分の進む道を自分で決め、それぞれの道に向かって力強く踏み出していく時を迎えます。
 小学校の次は中学校、という誰もが通る同じレールがあったのはここまでです。
 これからの三年間をどう過ごすかで、皆さんの人生は一人一人違っていくとともに、大きく変わっていくことになるのです。そのことをまず自覚してください。
 そして、三年後の旅立ちの時、「生坂中学校で学んでよかった」と実感できるように、これからの中学校生活を充実させてください。

 さて、新入生の皆さんは、校門の横にある石碑に気づいたでしょうか。石碑には「真理の道 正しき道 学びの道」という言葉が刻まれています。この石碑は平成11年に生坂中学校同窓会発足40周年を記念して建てられたものです。つまり、生坂中学校の先輩、言い換えると生坂の人々が中学生に追い求めてほしい事柄を示しているものです。中学校を卒業すると自分の選んだ道を独り立ちして進んでいかなければなりません。この言葉には「確実な根拠によって本当であると認められたこと」である「真理」を、「道理や法にかなって、誤りが無い」「正しさ」を、「自分の持つ可能性を伸ばす」ための「学び」を突き詰めていってほしいという願いが込められていると思います。本年度から小学校との一貫教育がスタートします。生坂小学校での6年間の学びの上で、この生坂中学校で学ぶ皆さんの姿が、地域の皆さんの願うものかそれ以上になるように、皆さんに3つのキーワードを伝えたいと思います。

 一つめは「思いやり」です。皆さんは小さい頃から多くの人に支えられて生きてきました。そして時には支える側になることも多かったと思います。人間は一人で生きていくことはできません。支え合うことが必要です。一方的にもたれかかったり支えたりするだけではうまくいきません。たとえ自分と意見が違ってもそれを理解しようとすることが必要です。時には、言われたことに反抗したくなることもあるでしょう。しかし、自分勝手なルールではなく、社会の一員として、大人として認められる人となり、自分で判断し行動しなければなりません。そのためには、まず相手を理解しようとしなければなりません。中には自分の考えをうまく表現することができない人もいるでしょう。そういった人に対しても理解をしようとする心を忘れず、相手の立場に立って物事を考えることを忘れないでください。

 二つめは「向上心」です。独り立ちをするためには自分の持つ可能性を増やし、伸ばす必要があります。そのためには多くのことに挑戦し、体験していくことが大切です。それは教科学習に限った話ではありません。自分さえよければいいと思ったり、受身で聞いたり体験したりしても、皆さんの本当の力にはつながりません。時にはうまくいかないこともあるでしょう。しかし、自分自身を伸ばそうとする心を忘れず、仲間とともに、意欲を持って何事にも主体的に取り組んでください。
 最後は「自立」です。中学を卒業するときには自分で選んだ道に自分で踏み出していきます。そのためにも自分を支えてくれている人の存在を大切にして、自分自身の可能性を伸ばし、一回り大きくなって進級、卒業を迎えられるように切磋琢磨してください。

 最後になりましたが、保護者のみなさまに一言ご挨拶を申し上げます。本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。私たち教職員は、生徒の限りない可能性を信じ、生徒の力を最大限に伸ばすよう精いっぱい努力して参ります。
 保護者の皆様としっかり連携し、地域の皆様とともに、「生坂中学校に通わせてよかった」「地域に生坂中学校があってよかった」と思っていただける学校となりますよう努めてまいりますので、皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 新入生の健やかな成長と活躍を願い、チーム生坂としてともに高まっていくことをお誓いしますなどの式辞を述べられました。

▽ 私からは、皆さんは、健やかに成長され、中学校生活のスタートという新しい舞台に立ちました。中学校では、より専門的になる勉強や部活動、生徒会活動など、様々な新しい体験を通して、楽しく有意義な三年間を過ごしていただきたいと思います。その中で、夢や目標に向かって挑戦する力や、困難を乗り越える力など「逞しく生きる力」を育んで欲しいと願っております。
急速に進化する情報化やグローバル化は社会を大きく変え、さらに深刻さを増す気候変動や人口減少・少子化など、皆さんは、予測困難な未来に立ち向かわなければなりません。

 しかし、どんなに時代が変化しても、大切にして欲しいことがあります。それは、今起きている問題の本質を「読み解く力」、困っている人や孤立している人を支える他者への「思いやりと相互理解」、そして、社会をより良くするための「創造力」であります。
 それらの力を活用して皆さん自身が持続可能な社会の担い手となってください。そのために、かけがえのない仲間との友情を育み、ともに学びあうことにより「新しい時代を生き抜く力を養い、自ら学び、自ら考える力を持つ生徒」を目指し、充実した中学校生活を送って欲しいと願っております。
 そして、豊かな自然と学習環境に恵まれた生坂村を、北海道標津町との交流学習や小中一貫教育の「生坂学」など、様々な取組から学ばれ、郷土に愛着と誇りを持てる生徒になっていただきたいとも思います。

 さて、保護者の皆さん、本日は立派に成長された大切なお子さんのご入学、誠におめでとうございます。三年間の中学校生活は子ども達が「人として自立して生きる基礎」を育む大切な時期でございます。
 また、心身が急激に発達し、思春期へと移行する多感な時期にも入ります。成長が早く楽しみの多い反面、心配させるようなこともあろうかと思いますので、お子さんとしっかり向き合って、悩みや喜びを共有しながら、温かく見守り育んでいただきますようお願いいたします。

 また、校長先生はじめ諸先生方におかれましては、小中一貫の教育内容を着実に進めていただくとともに、新しい環境での学びが始まる新入生の皆さんに寄り添い、これからの社会において必要となる「生きる力」を育む学習と、「対話力を高める」ことにより、人間関係の育成を基礎とする取組のご指導をお願いする次第でございます。
 そして、上級生達は、皆さんの入学を大いに歓迎し、また期待をしております。どうか皆さん、これからは中学生らしく胸を張り、希望に満ちて、お互いに励まし合い、高め合って、仲良く中学校生活が送れますようお祈りいたしますなどのお祝いの言葉を申し上げました。

▽ 新一年生の3名の担任と学年主任、副担任の先生方が紹介されました。

▽ 新入生代表の久恒くんが、本日は僕たちのためにこの様な立派な入学式を開いてくださったこと、心より感謝いたします。
 12月に中学校に体験入学したとき、先生方、先輩方がとても明るく接してくださり、早く中学校に行きたいとずっと思っていたので、入学することができて心から嬉しく思います。
 中学校は小学校と違い、部活があったり、教科ごとに先生が違ったり、中間・期末テストがあったりなど、これまでとは異なる学校生活に初めは戸惑うこともあると思いますが、ベストを尽くして取り組みたいです。

 僕が中学校で頑張りたいことは二つあります。一つ目は勉強です。小学校よりも情報が増えるので、さらっとやっていた予習、復習をしっかりして、真剣にやっていきたいです。そして、その中に何気ない楽しみを見つけていきたいです。

 二つ目は生徒会です。これからの生徒会は、自分たちで考えて、動くことが増えるので、先輩方を見習って話を聞いてがんばっていきたいです。
 そして、このメンバーでいられるのは中学校で最後になります。長いようで短い3年間になると思うので、一日一日を大切に、悔いのないように過ごしていきたいです。
 今日から始まる中学校生活。様々な経験を通して成長していけるように、何事にも一生懸命に取り組んでいきますので、先生方、先輩方、並びに来賓の方々、どうか3年間よろしくお願いしますなどと抱負を話してくれました。

▽ 保護者代表の伊藤さんから、麗らかな春の今日の佳き日に、子供たちと一緒に保護者としてこの晴れの場に参加できることを心から嬉しく思います。また、先程は校長先生をはじめご来賓の皆様には温かい言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。
 1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。真新しい制服を着て、こうして並んでいる皆さんの姿を見ると「中学生になったんだな」ととても考え深いものがあります。
 皆さんはこれまで小学校で勉強や運動に励んでこられましたが、これからは中学という一段高いステージで進路という現実と向き合いながら学習や部活動に取り組むことになります。

 3年間はあっという間です。夢に向かって行く途中です。その夢を現実にするために何を実践しなければいけないかを考え行動してください。そして3年後、それぞれが選んだ違う進路に希望を持って卒業して欲しいと願います。
 教職員の皆様、中学校生活をこうしてスタートできたこと、保護者として感謝いたします。優しく時には厳しく、子供たちを見守りご指導くださいますようどうかよろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、少人数の素晴らしい教育環境に感謝しつつ、皆様のご健勝をお祈りしますなどと保護者代表の挨拶を述べられました。

 宮下教頭先生の閉式の辞で滞りなく終了しました。
 例年通り、午前は小学校、午後は中学校の入学式が行われ、生徒、保護者、教職員、来賓の他に、議員各位、区長各位など地域の皆さんにもご参列していただき盛大に開催できましたことに感謝申し上げます。



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