信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

長野県町村会役員会先進地視察

2018年08月29日 | 私の活動報告
 29日(水) は昼頃まで雲っていた東京ですから蒸し暑かったですが、羽田空港から釧路空港に着いた時には10℃ほども低い18,5℃で涼しくて驚きました。




 今年度の長野県町村会役員会の先進地視察は、北海道町村会長の棚野町長さんの白糠町へ伺いました。白糠町は北海道の東部に位置して、南は太平洋に面し、北は阿寒富士の麓まで広がる東西36.6km、南北50.5km、総面積は773,13平方キロメートル、広い北海道の中でも比較的大きな町です。
 安政の初期(1850年代)に、道内初の炭鉱が開坑された地で、石炭産業が最盛期の時(昭和35年)には人口2万人を超えておりましたが、石炭産業の衰退後、時代の流れとともに人口減少が続き、現在は約8,000人となっております。


 白糠町の役場に着きましたら、多くの職員の皆さんに出迎えられて驚きましたが、さっそく会議室でそれぞれに紹介をしていただいた後、白糠町の棚野町長さんから歓迎の挨拶、長野県町村会の藤原会長さんと、今年度中部森林管理局長から異動された北海道森林管理局の新島局長さんからも挨拶をいただき、行政視察が始まりました。






 「新たなまちづくりと挑戦」と題して、平成17年1月に自立の道を選択してから、「原点に立ち返り、足元を見つめ、耕し直す」と、「身の丈に合ったまちづくり」というコンセプトで取り組まれている各種取組について説明をしていただきました。
 町特有の「冷涼な気候」、「豊富な日照時間」の利活用から、漁業の加工・販売への取組、農業の畜産の拡大・蔬菜の増産への取組、林業の早生木の可能性への取組、再生可能エネルギーの取組などから、「第1次産業の再興と振興」、「町民の健康づくり」、「教育(意識改革)」の新たなまちづくりの現状を詳しく説明していただきました。
また、「地方創生」では、「新たなまちづくり」から所得向上と企業誘致、子育て・教育・住宅施策など総合的な展開による人口減少対策に結び付いておりました。


▽ 白糠町のまちづくりの説明の後、役場ロビーの駒踊りレリーフ前で記念撮影した後、木利用資源で生長が早いヤナギに着目して、シイタケ等の菌床、農業用敷料、木質バイオマス燃料などの活用を目指している「ヤナギ100ha栽培作戦in白糠」事業の現場で興味深い説明を伺いました。




▽ 次に株式会社神戸物産 白糠バイオマス発電所へ行き視察をさせていただきました。12.8haの広大な土地に、未利用間伐材を一年分ほどストックしてあり、自走式粉砕機2台を使用し、1日241tで、総発電量が6,250kW(約12,000世帯分)を発電している施設であり、余りにも大きな敷地に驚き、バイオマス発電の流れが理解できました。














▽ 最後は、2014年に「道の駅しらぬか恋問」の正面右側に新しくできたユーラス白糠ソーラーパークが見えるユーラスエナジー白糠展望台に行きました。当発電所は釧路白糠工業団地内の約62haの土地に13万4,400枚の太陽電池モジュールを設置して発電を行っており、総発電量は一般家庭の約9,600世帯分に相当するとのことでした。








 今回の行政視察は、白糠町の未来あるまちづくりを目指し、様々な取組を進められている内容がとても素晴らしく勉強になりましたし、改めて北海道の広大さとスケールの大きさに驚かされました。
 本日は大変お忙しい中、棚野町長さん、富田議長さんはじめ、多くの皆さんに心温まる歓迎と親切な視察対応をしていただき心から感謝申し上げます。 

▽ 朝の写真は小舟集落上空からの風景です。





 その他生坂村では、小学校で水泳参観①、中学校で1年生が乗鞍登山②、健康管理センターで乳幼児健康診査・理学療法士相談会、草尾ぶどう集荷所開所式、生坂・麻績・筑北農業委員会協議会、ハチクの会打合せ会議などが行われました。

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