信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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令和6年度村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会(小立野区)

2024年06月24日 | 生坂村の懇談会
 6月24日(月)午後6時30分から、小立野区において、令和6年度村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会を開催しました。

 最初に私から、本日は一日のお仕事等でお疲れのところ村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会にご出席をいただきありがとうございます。
日頃、村政運営に対しまして、それぞれの立場でご支援、ご協力をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。
さて、今年度の村政懇談会は、説明時間の短縮を図るために、ICNでそれぞれ説明をさせていただきましたので、本日の説明は割愛させていただきますが、
 当村の令和6年度の当初予算は、『生坂村第6次総合計画』で目指す将来像「 確かな暮らしを明日につなぎ 明るく 健やかに生きる村 」の目標達成のため、重点施策に位置付けました4つの事業であります「福祉の村づくり事業」、「子育て支援事業」、「産業振興事業」及び「地域活性化対策等事業」の充実を図る施策予算や、脱炭素化の推進を通して、村の課題解決を図るとともに、2050年に村が目指す姿の実現に向けた予算編成を行ったところでございます。

 また、脱炭素先行地域づくり事業の地域エネルギー会社「(株)いくさかてらす」の設立につきまして、現在日本において、地域のエネルギー会社が地域の再生可能エネルギーを活用して、地域にエネルギーを供給する事例が多数始まっており、当村もエネルギーの地産地消を実施して、村内の資金を村内で循環できる取り組みを進めるところでございます。
 そして、(株)いくさかてらすが再エネ100%の電力販売、マイクログリットの運営などを営み、当事業から得られる収益等を活用して、当村の人口減少、雇用創出、自主財源の確保などの課題解決に取り組んでまいりたいと考えております。

 本日の脱炭素事業に関する村民説明会につきましては、株式会社いくさかてらすの概要、契約プラン、各料金、料金シミュレーション、PPA電力販売の事業収支などについて説明させていただきます。
 それでは、村民の皆さんには、引き続き「協働による村づくりの継続」にご理解とご協力をお願いしますとともに、今回のいくさか村づくり計画や脱炭素先行地域づくり事業などに忌憚のないご意見、ご要望をいただきますようお願いしまして、私の挨拶とさせていただきました。

村政懇談会は説明者
村長、副村長、教育長、総務課長、健康福祉課長、住民課長、振興課長、教育次長、村づくり推進室長、地区担当職員 佐藤園長 赤羽、滝沢、深沢
出席者
区民 男性 12名 女性 1名
議員 太田議長、島議員
脱炭素事業に関する村民説明会
上記に加え (株)エコロミ 小峯社長、 平林建設(株) 平林専務 
合同会社 ヒッタイショウ 斎藤代表

村政懇談会
 主な意見及び質問の概要については、
・危険な立木を早々に対応していただきありがとうございます。まだ降雪等で倒れ掛かっている木々の対応について、県道を通行止めにして伐採したい、7月21日に区で除草作業を行っていきたいが対応をお願いしたいと意見があり、 県道下生野明科線については、松本建設事務所から毎年来て頂き要望している。地形的に県道の全面的な改良等難しい。また、7月21日には大好き隊と一緒に作業していただくという事で感謝いたします。全面通行止めについては水曜日に松本建設事務所に担当者が出向き協議し対応すると説明しました。

・小立野区内に村営住宅の建設で若者定住住宅ではなく中高年対象の村営住宅の建設や土地の分譲を行えないか意見があり、前からのご要望であり、その内容について担当課と検討していくが、分譲については難しいのではないかと説明しました。
・南部集会所をお試し住宅や空き家等で売却はできないか意見があり、建設して長年経過した為に用途変更はできると思うので検討していく。また人口減少の対応は難しいが脱炭素事業や農業振興事業に併せてUターン事業に力を入れていき、人口減少を抑制していきたいと説明しました。
・平林太一君がブラインドサッカーで活躍しているので村で応援することはできないか意見があり、松本山雅と調整しており、村でどんな内容で応援できるか検討していると説明しました。


脱炭素事業に関する村民説明会
主な意見及び質問の概要については、
 村づくり推進室長から資料に基づき、(株)いくさかてらすについて、契約プランについて、各料金について、料金シミュレーションについて、(株)いくさかてらすPPA電力販売事業収支について説明をしました。

主な意見と質問の概要については、
・75歳以上の年齢について年齢制限をなくできないか意見があり、いくさかてらすのPPA17年プラン、PPA10年プラン、小売10年プランについては環境省の脱炭素先行地域づくり事業補助金を財源で行っているために、太陽光パネル及び蓄電池の償却年数を考慮して契約者の年齢を設定している。契約者年齢は世帯主の年齢ではなく、同世帯に年齢範囲内の方が同居していればその方と契約することで可能となります。
契約者年齢はあくまでも原則であり、年齢上限以上の方が契約を希望する場合はいくさかてらすがご相談に乗ります。
なお、小売10年プラン及びシンプルプランについては高齢者割引を検討していきますと説明しました。

・75歳以上の1人暮らしと2人の村内の戸数について質問があり、資料がなく説明できませんでしたが、翌日に確認したところ対象戸数は180世帯でした。
・モデルケース4のオール電化施鄭の料金については値引き率が少なく、現在中部電力のオール電化プランと比較して割安感がないと意見があり、オール電化のプランで中部電力がオール電化を推奨した時期に契約した方については割引率が低くなりますが、蓄電池を設置するため停電時の対応について利便性が上がります。また、オール電化で契約している家庭は(株)いくさかてらすで現在の電気の使用量によりシミュレーションを行いますのでご利用する様にお願いしますと説明しました。

・小立野ではICNに加入している人が少ないため、今回の説明も見ていない人がいる。ICNの加入率を上げるために蓄電池を設置すればどうかと意見があり、蓄電池の設置については(株)いくさかてらすの役員と協議していかなければいけないと説明しました。
・(株)いくさかてらすの収支のキャッシュフローの20年後の現金残高が3億5千万円程だが、インフレになってこの残額で大丈夫かと質問があり、この残額で太陽光パネルや蓄電池の更新を行っていく計画になっていると説明しました。
・(株)いくさかてらすが設置した太陽光パネルは20年から25年経過し使えなくなった時に撤去するのに40万円から50万円かかると思うが、それは(株)いくさかてらすで対応してくれるのかと質問があり、現在設置している太陽光パネルが使えなくなった時の撤去費も、更新する費用も収支計画の中で見込んでいると回答しました。
・(株)いくさかてらすで使用する太陽光パネルの生産国について質問があり、 太陽光パネルは 駒ケ根市にある会社の物を使用する。ただし生産工場は中国にあると聞いている。パワーコンディショナーについてはパナソニック製を使う様に計画していると説明しました。
・災害補償は売り上げの割り当てのどの位の割合か質問があり、保険対応で約3%くらいですと説明しました。
・発電した電力を農業関係に使うのかとの質問に対して、各水利組合の揚水機の電力について検討していく。また上野葡萄園についての施設栽培の加温の熱源にならないか検討している。

 全体を通しての意見及び質問の概要については
・小立野の用水路についてどうなっているか、河川敷でなくなるので現在振興課で財務事務所及び県で検討していると説明しました。
・要望した村道の豊光さん宅上の道の対応について質問があり、担当に状況を確認して報告しますと回答しました。
・エアコン更新の補助内容でそれぞれの価格について周知できないか意見があり、事業を進めて行く中で価格を集約して周知していくと説明しました。

 村長お礼のあいさつ
 お疲れのところ、多きに渡るご意見・ご要望いただきましてありがとうございました。今回の契約プランについては、色々なご意見あると覚悟をしておりまして、(株)いくさかてらすの社長としてはある程度、この様な年齢に沿って契約ができればと思いますが、村長としては、村民の皆さんになるべく多くの方に脱炭素先行地域づくり事業の恩恵がいくように考えておりますので、また年齢等は大幅に考えて、見直すところは見直しをしながら、まだ当事業は4年半ぐらいありますので、この事業の中で契約プラン等も検討できると思います。

 今回の説明した内容は環境省との調整もありまして、この様な形式でお示しをさせていただきました。今後は今回の村政懇談会と脱炭素に関する説明会のご意見も反映させながら、検討できるところが多々ありますのでご理解をいただければと思います。
 皆さんから色々なご意見、ご要望ございましたら、役場やゼロカーボン推進事務局など、門戸は開いておりますので、気軽にお問い合わせをいただければと思います。本日はお疲れのところ、様々なご意見を頂戴いたしまして感謝を申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。

やまなみ荘テイクアウト昼食&簡易水道有収率対策プロジェクト会議

2024年06月24日 | 生坂村の会議
 6月24日(月)のお昼には職員有志により、やまなみ荘のテイクアウト昼食をいただきました。

△▽ 7月用のやまなみ荘のチラシです。皆さんのご利用をお待ちしております。

 今回もカツ丼、中華丼、焼肉丼、鳥から丼、チャーハン、野菜サラダに、今月のハチクフェアのチャーハンなどのメニューを注文してもらいました。



 私は、お味噌汁、デザート、コーヒー、安曇野の水を持参して、焼肉丼とサラダを注文して食べました。焼肉の味付けが美味しくお腹いっぱいになりました。

 村民の皆さんも、引き続きやまなみ荘のテイクアウト、宴会、食堂、灰焼きおやきなどをご利用いただきますようお願いいたします。

 午後1時30分からの簡易水道有収率対策プロジェクト会議は、私の挨拶で始まり、今年度から2ヶ月に一回の開催になり、前回会議からの対応状況として、小立野県道工事 配水管破損、万平加圧ポンプ 排水バルブ破損、草尾山減圧槽 流入管腐食によるオーバーフロー、古坂地区配水管布設替工事PEφ50 L=195m、牛沢地区送配水管布設替工事詳細設計業務 契約締結、草尾山減圧槽 流入管取替工事 SUS φ50、

 小立野県道工事に伴う配水管布設替工事 VP→HPPE、上生坂H宅 上下水道取り出し工事、小舟送水管布設替工事 契約締結、配水池等不断水清掃(古坂・宇留賀・白日・高津屋)、万平配水池 雷による送水ポンプ異常、浄水場内指示計 リレー修繕などを説明してもらいました。

 次に、各ポンプ施設の運転時間の比較、上生坂第1配水池流量比較、下生野第1・第2配水池流量比較、配水量と使用量の比較、安曇野市受水量比較などの説明も受け、先月5月は有収率が83.21%となり、以前高い有収率を維持しており担当職員はじめ関係各位に感謝申し上げます。

 主な協議内容の概要は、大町系統の有収率が52%ほどまで落ちたが、今回は82%ほどまで改善された。しかし、流量計の表示は0であったので、100%近いと思ったが、細かい漏水がありそうであり、0.3トンほどの少ない漏水は発見しづらいなどの協議をしました。

 次回までの取組については、引き続き工事の発注と、大町ラインの菅の窪0.0トン、万十 0.1トンと計器に表れないのでその対応を検討したいこと、鷺の平のエア抜き弁の点検をしてみては如何か、今後の補助事業等については、大久保地区送水管布設替工事は③の方法で、漏水の疑いのある箇所を優先して行い、HPPE φ50 L=120mは坂森ラインの布設替えと一緒に行うことができること、

 今後全体計画12,000mを達成するには、距離が長くて給水が少ない地区が良く、減価償却は40年であるが、30年以上経過した、つまり安曇野市から給水を始めた頃の送水管の布設替えをするか、雲根集落の配水池標高の正確な調査をして詳細に検討すること、上水道の新設は10万円と消費税1万円であり、上水道の給水管は個人の財産であるので受益者負担でお願いしたいことなど、今後も当会議でライフラインである上水道関係施設の老朽化・耐震化対策は計画的に進め、漏水対策は迅速・的確に対応することなどを協議してまいります。

スマイル山雅農業プロジェクト&(公財)生坂村農業公社評議員会&雲根集落上空からの風景

2024年06月24日 | 生坂村の取組
 6月24日(月)は朝まで雨が残りましたが、昼間は梅雨の晴れ間となり、気温がグンと上昇しました。

 午前10時からは、下生坂雲根集落の「いくさか『創造の森』プロジェクト」を行っている近くの畑で、松本山雅FCによる地域貢献活動の「スマイル山雅農業プロジェクト」が行われました。

 松本山雅FCからは、MFの前田陸王選手とスタッフの皆さんに来ていただき、生坂保育園のひまわり組(年長組)の園児9人が、松本山雅FCの皆さんと青大豆「あやみどり」の種まきをしました。


 園児たちは、畑の畝に等間隔に開けられた穴に、それぞれ3粒ずつ青い種を撒いて「大きくなあ~れ」などと言いながら土をかぶせていました。


 植えた後は前田選手と交流し、サイン入りクリアファイルや特製ポーチをいただき、一緒に記念撮影をしました。
 我が家の孫も友達と一緒に3粒ずつ撒いたり、前田選手と手をつないで楽しかったし、種が早く大きくなったら食べたいと言っていました。

 午前10時からは(公財)生坂村農業公社評議員会が農業公社会議室で行われました。
 小林理事長から、令和5年度は3事業会計ともバランスの良い収支になり、順調に各事業が遂行している中で、今年度は新規就農者2名を送り出し、新たに新規就農研修生を迎え、ぶどうの圃場は、万平の畑地整備に向けた事業が始まるとのことで感謝申し上げます。

 農作業受託は、田植えが無事終了し、今は麦刈りと大豆の播種を行っており、赤カビ病の消毒のために今年度購入していただいたブームスプレイヤーで行いましたが、一往復半ほどで済み、大変効率が良く、体力と労力が削減され御礼を申し上げます。
 かあさん家の売上は、4,5月と前年度をクリアして順調であり、私が農業公社のFacebookを開設しましたので見ていただきたいなどの挨拶をして始まりました。

 慣例によりJAの前理事の丸山さんが議長として議事進行をしていただき、令和5年度事業報告、令和5年度決算報告の議案について説明を受け、原案通り承認されました。

 農地の管理は一人では大変ですので二人体制にすることについては、昨年度一人を頼もうとしたが断られ、今年度は次長が手伝っているが、稲刈り時期の雇用はハローワークに頼んでいることと、先進地視察の参加者については、8名の参加だったなどと答えました。
役員の改選があり、役場の人事異動により、中山理事から眞島振興課長が理事に選任されました。

 協議事項が終了した後、生坂村農業公社の運営状況の報告があり、議会がお弁当の注文を断られたことについて、作れる人が少ない場合があり、お断りしたと思いますが、一つ1,200円からで10名からお願いしていますが、ご相談を承りますとのこと、コロナ禍で常会などでお弁当を配布しますので、お弁当を作っていただきたいことと、かあさん家の売店にお弁当を置いていただき、リーズナブルな価格で販売して欲しいこと、

 今後の万平の圃場の整備の進め方については、以前から相談いただいていて、田んぼをぶどう畑するために、農地中間管理機構で行うには、相続の問題あり、その対応をしてきて、今回調査費等が議会でお認めいただき進めていくこと、今後のぶどうの圃場整備については、何時までぶどう栽培を推奨して良いか、シャインバブルと言われてきて昨年は価格が下落するなど、今後の動向を加味して進めていきたいこと、

 ワイン用ぶどうの栽培については、栽培している方を知っているが、国産ワインがそんなに売れるものでなく、生計を立てていくには3haほどの圃場が必要とのことで、当村としては圃場が限られているので、生食用で進めていきたいこと、ぶどう以外で野菜の返礼品も人気があるが、野菜などの栽培での新規就農については、なかなか野菜などで生計を立てていくことは難しいので、公社としてはぶどう栽培の新規就農に取り組んでいきたいなどの協議をしました。 

 今後も生坂村が存続していくために、農業振興は重要でありますから、引き続き農業公社をしっかりと運営してもらうために、皆さん方のご指導、ご支援をお願いいたします。

雲根集落上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、雲根集落に行き、朝霧が晴れてきて朝日が差してきた上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、小学校で金管、中学校で計画休業、総務課関係業務開札、農地に関する話し合い、簡易水道有収率対策プロジェクト会議、農業委員会、村政懇談会及び脱炭素事業に関する村民説明会などが行われました。