信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

ダム・発電関係市町村全国協議会理事会兼定例総会&日岐と小舟上空からの風景

2023年05月16日 | 私の活動報告

 16日(火)は晴れて強い日差しが届き、昼間は気温が上がって、日なたでは暑さを感じました。

 午後1時30分から、ダム・発電関係市町村全国協議会理事会兼定例総会が開催され、私は、長野県町村会理事の関係で、ダム・発電関係市町村全国協議会の常任理事ですので出席しました。

 ダム・発電関係市町村全国協議会 会長 辻一幸氏(山梨県早川町長)が、本協議会は、水力発電施設立地地域やダム所在水源地域に位置する全国の533市町村を会員として、これまで水源地域における地域振興の重要性を訴えてきたところであり、自由民主党の国会議員の先生方のお力添えにより、ダム発電関係市町村の振興議員連盟が設立され、様々な課題について合同勉強会を行うなど、これまで意見交換を行ってきているところであります。

 本日の総会終了後、議員連盟との合同勉強会を開催し、更なる課題解決に向けて先生方と一緒に取り組んでいく所存でございます。今後も国会議員の先生方との連携を強固なものとして取り組むとともに、ダム水力発電施設立地市町村への振興対策の一層の充実・強化を目指してまいりたいと思いますなどと開会の挨拶をされました。

 ダム・発電関係市町村全国協議会顧問 細田博之衆議院議長が、水力発電はカーボンニュートラルの時代と、治山治水という意味からも大変大事であり、全国で集中豪雨が繰り返される中、水害が度々起こる問題、農業用水としての活用の問題、もう一つは発電施設が重要な役割を果たしています。

 カーボンニュートラルという時に一寸した太陽光発電をやるよりは、水源を利用して発電をすることは24時間体制で炭酸ガスを発生しないエネルギー源になる訳ですから、もっともっと色々と工夫して、そのための助成措置も考えて、リハビリをする時に発電を併せて水力と両方を行っていく、農業政策とも関連して考え、日本の大きな問題は気候変動の問題、カーボンニュートラルの問題、そしてエネルギー不足の問題であり、あらゆる地方で電気自動車を走らせ、水素を使って鉄鋼業を動かせ、電気や水素で農業機械や建設機械を動かすなど、電力は非常に大事であるから皆様のお知恵をお借りして、政策を立案していかなければならない。今後とも我々は宮下議連会長を中心に応援してまいりますので、皆様も頑張っていただきたいと思いますなどと祝辞を述べられました。

 ダム・発電関係市町村等振興議員連盟会長 宮下一郎先生が、皆様が支えるダム、そしてダムのエリアが、日本のエネルギーの一番大事なところを支えてくださっていると思います。ダムにも色んな機能があり、揚水発電機能を持っているダムは、まさに太陽光での電力を引き込む巨大蓄電池の様な機能を果たしていますし、近年の度重なる集中豪雨等に対する治水機能として、そして農業用水等の利水機能など重ね持ったダムも沢山ございます。

 やはり皆様方が我が国全体のエネルギーや生活を支えてくださっている一番の貢献者だという思いでございます。議員連盟としてもその振興策をしっかり図っていかなければいけないと思います。

 私は一方自由民主党の過疎対策特別委員長を拝命しており、重なる部分も多いかと思いますが、東京一極集中を是正して地方を元気にしなければ持続可能な日本はない、そのためにも今日お見えの皆様中心に、地方を元気にしていっていただきたい、そのために何ができるのか、その関係からもしっかり勉強してまいりたいと思っていますなどと祝辞を述べられました。

 続いて、資源エネルギー庁電力・ガス事業部 電源地域整備室長 森本要室長と、国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 豊口佳之課長からもそれぞれのお立場から祝辞を頂戴しました。

 少し遅れてきました、ダム・発電関係市町村全国協議会顧問 中谷元先生が、森林環境譲与税ができましたが、まだ林野率でなく人口比率ということで、まだまだ少額でありますが、これからこの財源も増やしていきたい。なぜなら森林は社会資源の一つであり、岸田内閣の標榜する新しい資本主義で、これは地球温暖化、環境など資源、資産の一つでありますので、単なる経済的な見地でなくて、資本主義を守っていくという見地で、しっかりと引き継ぎをして、こういう分野もやっていく、特にエネルギー、また自然災害に対する備え等々、まさに必要なことであるという認識で、皆さんと一緒に力合わせて財源の確保、制度の改正を頑張ってまいりたいと思っております。

 特に小水力発電とか、水力発電とか、自然のエネルギーを如何に使っていくか、これについてG7広島サミットで各国の英知を合わせて、日本側も主張して、新しい人類の危機的な状況に対応できる様に頑張ってまいりますなどと祝辞を述べられました。

 議事は、理事会で審議、決定しました各議事を報告しました。

 報告第1号 会務報告、第2号 令和4年度歳入歳出決算、第3号 令和5年度事業計画、第4号 令和5年度歳入歳出予算、令和5年度会費の負担基準等、第6号 役員の補充選任について報告され、議案第1号 令和6年度ダム・発電関係市町村振興対策の充実・強化に関する要望(案)について承認されました。

 午後3時30分からは、ダム・発電関係市町村等振興議員連盟とダム・発電関係市町村全国協議会の合同勉強会が行われ、当議員連盟会長の宮下一郎先生に続き、当協議会辻一幸会長の挨拶で始まりました。

 次に「地域のための小水力発電に関する研究会」の設置について、当協議会事務局から説明をしていただきました。

 次に、地域主導による小水力発電の事例紹介として、NPO法人水力開発研究所 代表理事の井上素行氏から講演をしていただきました。

 箱島湧水発電所 事業主体 群馬県東吾妻町(管理運営は箱島湧水発電PFI株式会社)と秩父寺沢川発電所 事業主体 陽野ふるさと電力株式会社、利平茶屋水力発電所 群馬県旧黒保根村(現在は桐生市)の内容を詳しく説明していただきました。

 そして最後に、「地域の共有財産である日本の豊かな小水力資源を、地域が主体となって、環境に調和し、地域に永続的に貢献するように活用するための調査検討に力を合わせて取り組みましょう!」とのことでした。

 湧水、沢、河川、農業用水、上水道、下水道、ダムの放流水による小水力発電など、地域のために活用する事例が多くあり、当村も生坂ダムの維持放流水による小水力発電を検討していますので、村のためになる再生可能エネルギーを確保しなければと感じました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、雲が多めながらも青空が少し見えてきた日岐と小舟上空からの風景を撮影しました。

日岐と小舟上空からの風景

 本日生坂村では、保育園でソーシャルスキルトレーニング・内科検診、小学校でアウトメディアチャレンジデー、中学校で1年懇談、児童館で1年生マラソンクラブ、村政懇談会オンライン接続テスト、4班の皆さんの元気塾などが行われました。