信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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生坂村総合防災訓練・医療救護訓練・消防団中継送水実施訓練

2018年09月02日 | 生坂村の訓練
 2日(日)は雲が多く、午前中の訓練時は少しムシムシとした体感でしたが、それほど暑くなく助かりました。
 午前6時30分から豪雨による災害発生により、負傷者及び土砂災害の被害を想定して、全村的な防災訓練を実施しました。また、医療救護訓練も行われ、健康管理センターに医療救護所を開設して、山口医師及び安曇野赤十字病院救護班を派遣要請し、トリアージ訓練も行っていただきました。

▽ 7時10分、土砂災害警戒情報の発令を想定し、役場に災害警戒本部を設置し、消防団本部、生坂郵便局長、職員各位などに対し、私(本部長)から訓練の開始の挨拶をして、総務課長(副本部長)から訓練内容を周知しました。


 今回の総合防災訓練は、生坂村地域防災計画に基づき、生坂村を襲う風水害に備え、地域住民、村及び防災関係機関が連携・協力し、災害発生時に即応できる体制を確立するとともに、広く防災意識の普及高揚を図り、地域防災力の向上に資するために実施しました。

▽ 直ぐに第1回の災害警戒本部会議を開き協議の結果、避難準備情報の発令、医療救護所の開設、消防団の出動要請、区対策本部設置及び避難所開設依頼などを決定しました。




 そして、村の災害警戒本部に加え、各区の自主防災組織でも対策本部を設置していただき、消防車に搭載している無線機、携帯電話等による被害想定の伝達訓練と各避難所に何名が避難して、何名が在宅かなどの村民全員の安否確認を行っていただきました。

▽ 時間雨量が60mm、日雨量が150mmを想定し、第2回災害警戒本部会議を開催し協議の結果、避難勧告の発令を指示し、要支援者の避難状況の確認と安曇野赤十字病院へ救護班の派遣依頼をお願いしました。


▽ 8時10分、大雨特別警報の発令を想定し、第1回災害対策本部会議を行い協議の結果、被害・避難状況の確認を行った後、避難指示の発令を指示し、医療救護所の情報を把握しました。


▽ 健康管理センターに医療救護所を開設して、山口医師及び安曇野赤十字病院救護班を派遣要請し、トリアージ訓練を行っていただいた様子です。














▽ 避難指示後、各区からの避難状況等の報告を受け、第2回災害対策本部会議を開催し、各区の被害・避難状況の確認と医療救護所との情報を共有し、各区災害対策本部へ職員の派遣を指示しました。









▽ 地区担当職員が各区の対策本部で反省会を行っていただいた後、避難情報等の説明、雨量計シールの配布などを行っていただきました。




▽ 区の反省会終了後、健康管理センターでは、議員各位、区民の皆さん、民生児童委員の皆さん、役場職員各位などで、浄水器を使用して、犀川の水を飲料水として使用できるように機器取扱訓練を実施していただきました。








 訓練終了後はそれぞれに反省会も行っていただきましたので、その内容を検証して今後の訓練や有事の際に的確・迅速に行動できるようにしなければと考えております。

 生坂村消防団は、総合防災訓練中の9時15分に火災発生を想定し、昭津区下の田集落への中継送水実施訓練を行いました。
▽ 犀川の水利から各中継地点で、ポンプ取扱や中継送水をしているところです。








▽ 下の田の火災発生場所への中継送水や放水訓練の模様です。今回も団員各位は、ポンプ取扱訓練、中継送水訓練、警備(交通規制)訓練、命令伝達訓練、通信(無線)訓練などに励んでいました。








 生坂村消防団としては、火災の対応は勿論ですが、豪雨による土砂災害対応、地震による災害対応など、消防団活動も多岐に渡っており、日頃の訓練を通して有事の際に対応できる技術の習得により、地域防災力の強化、災害に強い村づくりにご尽力いただきますようお願いいたします。

▽ 寺島消防団長からは、13年ぶりに高低差のある地区での中継送水で、ポンプの性能などが把握できず予定通りの訓練にならなかったが、今回の訓練で不具合が分かったことはまだ良かったので、今後原因を追究して、有事の際に的確に対応するために検証していきたいなどと挨拶を述べられました。




▽ 私からは、早朝から総合防災訓練、中継送水訓練と長時間にわたっての謝辞と、自らの地域は自らで守らなければならないことと、自助・共助が災害時の初動体制で重要であるから、地区の皆さんと連携して安全・安心な生活を守っていただくことなどお願いして訓示とさせていただきました。




 総合防災訓練の実施に当たり、参加された1,492名(参加率約84%)の村民の皆さん、自主防災組織会長の区長各位はじめ役員の皆さん、安曇野赤十字病院救護班の皆さん、議員各位、消防団員各位など多くの関係者に心より感謝を申し上げます。

▽ 朝の写真は生坂ダム湖の風景です。