原野の言霊

風が流れて木の葉が囁く。鳥たちが囀り虫が羽音を揺らす。そのすべてが言葉となって届く。本当の原野はそんなところだ。

台湾シリーズ⑦―神に祀られた日本人

2013年02月01日 08時18分00秒 | 海外
  森川清治郎という名前を聞いてピンとくる人はそうはいないだろう。だが、台湾の中西部嘉義県では有名人。「義愛公」の名で神として祀られている日本人なのである。副瀬村にある富安宮にはいまも御神体として彼の彫像が祀られている。明治以降の日本は欧米にならって植民地政策をとり東南アジアに侵略したという前提で歴史が語られ、植民地の一つに挙げられる台湾(現中華民国)に多大な迷惑をかけたと主張する人がいる。彼らがどれほど真実をゆがめているか、すでに多くの人は気づき始めた。森川清治郎は当時の日本の、海外進出における真の姿を語っている。 . . . 本文を読む