選挙ブログ

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07浜松市長選

2007-02-09 | 静岡・愛知・岐阜

静岡市長選で小嶋氏推薦 連合静岡 浜松は自主投票

2007/02/21

 連合静岡は20日の執行委員会で、浜松市長選(3月25日告示、4月8日投開票)に出馬する現職の北脇保之氏(55)、前衆院議員の鈴木康友氏(49)の推薦をいずれも見送り、構成組織や単組の自主判断に委ねることを決めた。静岡市長選(同)については、現職の小嶋善吉氏(59)の推薦を決めた。
 浜松市長選には両氏から推薦依頼が出されていた。平野哲司会長は自主投票の理由を「市長選と同時に行われる県議選、市議選に影響が出ないようにすることを最優先に考えた」と述べた。これまで連合静岡は市長選は北脇氏を推薦し、衆院選では鈴木氏を推薦してきた。執行委員会では地元の浜松地域協議会が両氏と選挙戦を共にしてきた経緯や、市長選における両氏の基本政策に「大きな違いがない」とする点を挙げて、「両候補の差別化は困難」との見解が示された。

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選挙:浜松市長選 北脇市長が自民公明に推薦申請 /静岡
(毎日新聞)

 4月の浜松市長選に出馬表明している現職の北脇保之市長は31日の定例会見で、自民、公明両党に推薦を申請したことを明らかにした。北脇氏は「政令指定都市に移行し国とのつながりが重要になる。政権与党との結びつきをより強めたい」と説明した。
 北脇市長は民主党の衆院議員から市長にくら替えした経緯があるが、「市長になった時点で政党とのつながりはない」と話し、2党以外に政党の推薦は求めないという。民主党県8区総支部長だった対抗馬の鈴木康友前衆院議員との関係については「市長就任後はオール与党体制でやってきており、同じ所から出ているとは見てほしくない」と強調した。連合静岡への推薦申請は検討中という。

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浜松市長選/中 民主 /静岡
 ◇党の拠点失い打撃

 「このたび病気療養のため、後援会幹部職を辞任したくお届けします」

 来年4月の浜松市長選に出馬表明した鈴木康友・前衆院議員(49)の事務所に21日、後援会幹部から一通の辞任届が持ち込まれた。現職の北脇保之市長(54)の後援会幹部も兼ねる人物からだった。

 康友氏は99年、民主党の衆院議員(8区)だった北脇氏が市長選にくら替えした際、後継者として補選に出馬した。北脇氏とはいわば「身内」で、01年6月に初当選し05年9月に落選するまで衆院議員を務め、その後も民主党県8区総支部長として次期衆院選に復活を懸けていた。

 「市長は北脇、衆院は康友」が支援者の合言葉で、この幹部は「どちらかを応援するなんてできない」と双方の後援会から身を引くことを決めた。「納得できない」気持ちを見せるため、双方にもう一方の辞任届も添えて提出した。

 康友氏の市長選くら替えで打撃を受けるのは民主党だ。早急に代わりの総支部長を探さなければならなくなった。ある党関係者は「市長選に出ても(総支部としての)事務所だけは残してほしい。党の拠点がなくなれば、市議選と県議選にも大打撃だ」と話す。市長選と同時選挙となる県議や市議の危機感も強い。

 こうした事情から、ヤマハ労働組合からは康友氏のくら替えに反対の声が上がった。関係者は「ヤマハの伊藤修二社長は康友氏の擁立に動く経済人らとは一線を画し、康友氏支持の署名に参加しなかった」と明かす。

 康友氏は今月5日、ある支援者に電話した際「(くら替えを)決断できない」と涙声で話したという。しかし、一方で周囲の動きは激しく、外堀は埋まっていった。

  ◇  ◇  ◇

 11月20日、浜松市東伊場のホテル。康友氏の政治資金パーティーが開かれていた。

 有力支援者の鈴木修スズキ会長は集まった支持者らに「みなさんがんばれと言うがそんなに簡単じゃない。4年間も浪人したら、忘れられてしまいますよ」と話した。

 このころには、康友氏の市長選くら替えが既にうわさとなっており、出席者の間では「もしかしたら出馬表明があるのでは」とささやかれていた。会場の関係者は修会長の言葉を「衆院選ではなく市長選に挑め」という意味に取った。

 今月になって、さらに動きは加速した。7日には経済界の有志団体が、18日には修会長らがそれぞれ「出馬要請会見」を開いた。後援会幹部は「康友氏本人も、後援会もなかなか決められず、退路を断とうとしたのだろう」と話す。

 18日、民主党の常任幹事会に現れた康友氏は「ふっきれたような明るい表情」(県議)になっていた。「不退転の決意で臨む」とあいさつし、初めて市長選出馬の意思を明らかにした。

 康友氏は23日、自らの日記型ホームページで「日に日に要請の輪が広がった」と出馬決意の理由を述べている。

毎日新聞 2006年12月24日



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 鈴木康友氏、正式出馬表明 浜松市長選2氏激突へ
2006/12/23

 来年4月に政令指定都市に移行して行われる浜松市長選に、民主党の鈴木康友前衆院議員(49)が22日、無所属で立候補する意思を正式表明した。既に北脇保之市長(54)も三選出馬を表明していて、民主党代議士経験のある両氏の選挙戦に突入する。両氏とも選挙公約を書いたマニフェストを示す考えで、今後は来年早々の具体的な政策の提示が最大の焦点。政令市の将来像や行財政改革の姿勢などが争点となる見通しだ。
 鈴木氏は浜松市内で、後援会長で幼なじみの作家鈴木光司、同会長代行の県議吉川彰の両氏と会見した。公約には市長の退職金ゼロ、市長公舎の住居・会議両棟の完全廃止を掲げた。北脇市政に対しては「私は民間で仕事をした経験もあり、スピード感のある行革ができる」と述べた。民主党を離党し、同党県第8区総支部長は空席となる。
 国政から市政に転身する理由には、スズキの鈴木修会長(76)ら一部企業経営者など各界からの要請があったのに加え、「重要な政治の場に変わりない。日本の改革を進めるには地方から変えるやり方もある。浜松の現状と将来は厳しく難しいため、政治家として決断した」と語った。今後、政党からの推薦を求める考えは「これから検討したい」と明言を避けた。
 自民党を含め同日時点では、他の候補予定者の出馬の動きはない。自民、公明が両氏の推薦をどうするかも未定だ。

北脇氏「政令市担うのは私」
 浜松市の北脇市長は22日、同市役所で、鈴木康友氏の正式出馬表明について「私から言うことはなく、有権者に判断してもらいたい」と述べる一方、報道陣の質問に応え「合併、政令市を一番分かっているのは手掛けた私で、実績もある。政令市を担うのは私」と迎え撃つ姿勢を強調した。
 鈴木氏の退職金ゼロ、公舎完全廃止の考えには「(退職金は)特別職報酬等審議会の答申に従う。公舎は住居棟を廃止する考えを示している」と説明した。
 行政のスピード感に関する指摘については「行政は関係者との調整もある。行革は着実に実行し、スピード感を持ってやっている」と反論した。
 かつての有力支援者であったスズキの鈴木修会長が、対立候補をぶつけてきたことには「行財政改革推進審議会の会長は政治的に中立であるべきで、いかがかと思う」と不快感を示した。

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 ’07統一選:浜松市長選 民主県連、鈴木康氏に説明求める--18日幹事会 /静岡


 ◇18日幹事会、党対応検討

 民主党県連は18日に常任幹事会を開き、浜松市長選出馬が取りざたされている党第8区総支部長の鈴木康友前衆院議員に事情説明を求める。県連は、本人の意向を聴いたうえで、党としての対応を検討する。

 同市長選には北脇保之市長が3選目指して出馬の意向を表明している。一方、地元経済界の一部が今月7日、鈴木康友氏に出馬要請した。経済界の支援態勢には温度差があり、鈴木氏本人は態度を決めかねている模様だが、鈴木修スズキ会長ら市行財政改革推進審議会の主要メンバーが今週末にも正式に出馬要請する方向で調整している。

 ただ、鈴木氏は北脇市長が99年に衆院議員から市長に転じた際の後継者。鈴木氏が立候補すれば「身内対決」となるため、ある県連幹部は「どちらも推薦できない。自主投票だ」との考えを示している。18日の常任幹事会では鈴木氏にこうした考えを伝えるとみられる。

毎日新聞 2006年12月13日

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 鈴木康友氏に出馬要請 企業経営者ら勝手連 浜松

 来春、政令指定都市に移行して行われる浜松市長選へ向けて、現職の北脇保之市長(54)の姿勢に不満を持つ企業経営者らが7日、対抗馬として民主党の鈴木康友前衆議院議員(49)に出馬を要請した。市の行財政改革推進審議会(会長・鈴木修スズキ会長)委員の秋山雅弘アルモニコス社長(54)が中心のグループで、康友氏は「熟慮したい」とコメントを出した。
 要請後に市役所で会見した秋山社長らは、康友氏擁立に賛同する有志が「勝手連」の形で集まり、「新しい市政をつくる会」と称して、活動を始めたことを明らかにした。メンバーは秋山社長のほか、企業グループ代表の前島文雄さん(86)やビジネススクール社長の鈴木かおるさん(49)ら計6人。北脇市長の1回目の選挙の選対事務長を務めたという前島さんは「行革審への市長の対応は自治省時代の答弁に逆戻りしている」とし「政令市の市長はスピード感が必要」として康友氏への期待を表明した。
 秋山社長は「今、手を打たないと大事な客(企業)が浜松から逃げていく。新しいリーダーに登場してほしい」と考えを説明し、勝手連の結成について「康友さんに決断してほしいという人は多く、誰かが動かなければと思った」と述べた。
 要請を受けた康友氏は事務所を通し「後援会、党、支援団体等、関係者のみなさまと相談の上、熟慮したい」とコメントした。秋山社長は「待望論が高まれば応えてくれると思う」と康友氏出馬の公算を語った。※

対抗馬擁立、一気に浮上 経済界、来週にも正式要請か
 浜松市長選へ向け7日、企業経営者らの「勝手連」が民主党の鈴木康友前衆議院議員(49)に出馬要請したことで、現職の北脇保之市長(54)への対抗馬擁立の動きが一気に表面化した。水面下で鈴木氏に出馬要請している浜松経済界の実力者らも来週には正式要請する見通しで、支持の広がりをアピールする狙いとみられる。
 勝手連の中心は市行財政改革推進審議会(会長・鈴木修スズキ会長)の委員で、要請後の会見でも行革審への北脇市長の対応を批判するなど“行革審”を軸にした前哨戦の様相だ。経済界の実力者らも、行革にスピード感を持って対応できる候補は康友氏だ、と擁立へ賛同者を募り、「署名が130人分も集まった」(主要メンバーの1人)としている。
 行革審で問題になった「市議会改革」に焦点を当てて、市議候補を擁立する動きもあり、女性グループが7行政区に女性新人を出馬させる準備を進めている。行革審委員の考えに賛同し、市長選と連動して市政刷新を一気に進めようとする動きで、注目されそうだ。

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 ’07統一選:浜松市長選 北脇市長が出馬表明 地元財界、鈴木氏擁立の動き /静岡

 ◇鈴木康氏擁立の動き
 浜松市の北脇保之市長は1日の市議会で、任期満了に伴う来年4月の市長選へ立候補する意向を表明した。北脇市長の姿勢を批判する地元経済人の中には、対抗馬として鈴木康友・前衆院議員を擁立する動きがあり、週明けにも正式に出馬が要請される見通し。投票日まで5カ月を切り、政令市としては初めてとなる市長選の構図が急速に固まる可能性も出てきた。
 北脇氏は、吉村哲志議員(新世紀浜松)の代表質問に「合併した旧市町村への約束を実行し、政令市として軌道に乗せるのが私の責務。これまでの実績と経験を最大限に生かし、政令市・浜松の基礎を築いていきたい」と答え、出馬の意思を明らかにした。
 本会議後、記者会見した北脇氏は、企業の市外流出や産業構造の転換に対応し、産業創造センターを設置して新産業の育成を図るなどと訴えた。詳細なマニフェストは今後、発表するという。
 北脇氏は旧自治省の大臣官房参事官などを務めた後、96年に衆院選静岡8区に当時の新進党から出馬し初当選。99年、鈴木修スズキ会長らに担がれ、任期途中でくら替えして市長に就任した。現在2期目。これまで通り無所属で出馬する予定という。
 一方、鈴木会長は北脇市政で市行財政改革推進審議会の会長も務めてきたが、最近は「(市長に審議会の)答申を市政に反映する気がない」として対立。中山正邦・浜松商工会議所会頭や伊藤修二ヤマハ社長らと共に鈴木康友氏擁立で一致したとの情報もある。週明けにも正式に出馬を要請する可能性がある。
 鈴木康友氏はこれまでの毎日新聞の取材に「要請は聞いていないし、現在は国政しか考えていない」と答えてきたが、正式要請を受けた後、最終決断をするとみられる。
 こうした擁立の動きに対し、北脇氏は会見で「ご本人がはっきり表明するまで、何も言えない」と話した。鈴木康友氏が市長選への立候補を表明した場合、前回選挙まで支援者だった人たちから支援が受けられなくなる点については「合併で広くなった旧11市町村にも支持者はいる。既存の後援会組織を改めて組織していきたい」とした。

12月2日朝刊

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 北脇氏3選出馬へ 浜松市長選
2006年12月01日 朝日静岡

◆鈴木前衆議員擁立論も


 浜松市の北脇保之市長は30日までに、07年4月の市長選に3選を目指して立候補する意向を固めた。市議会定例会で1日、代表質問に答える形で表明する。対立候補として、浜松経済界からは市中心部にある衆院静岡8区が基盤の民主党の前衆院議員鈴木康友氏を推す声が上がっている。


 北脇氏は05年7月に周辺11市町村を編入した合併や07年4月の政令指定都市への移行を決めた実績を掲げたうえで、指定市の基礎固めを訴え選挙に臨むとみられる。


 関係者によると、これに対して、浜松市行財政改革推進審議会会長で、スズキの鈴木修会長ら一部経済人が鈴木氏の擁立に動いているという。鈴木会長はすでに鈴木氏に立候補を要請したとみられる。関係者の話によると、立候補する場合は民主党を離党するとみられる。8区で鈴木氏とライバル関係にある自民党の塩谷立衆院議員に支援を求める動きもあるという。


 鈴木氏の名前が浮上したことについて、北脇氏の後援会関係者は「厳しい戦いになる。向こうもこっちもやりにくい」という。鈴木氏は99年、衆院議員から市長選に立候補した北脇氏の後継者として、静岡8区の民主党候補者になった経緯があり、支持基盤が重なる。


 鈴木氏はこれまで、「立候補の要請はまだない」と話していて、最終的な立候補の意向を公にしていない。
 ただ、鈴木氏の去就を巡って、民主党は複雑に受け止めている。民主党籍を持つ岡本護県議は30日、県議選への立候補を表明した記者会見で「私たちは鈴木さんに入って欲しいと言われて(6月に)民主党に入党した。市長選へ立候補する場合は、後継の(8区の)支部長をどうするかなど体制を整えてもらわないと困る」と話した。