やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【良識ある米人がみた日米】11 ヘレン・ミアーズと日本(5) ~《公平で正義感をもつ米知識人》の認識とは~

2014年10月22日 | ~h27 生き方/文明

□引用元=雑誌「偕行」の連載記事「ヘレン・ミアーズと日本」/大場昭氏(元防衛研究所図書館長)著
□連載のリンク<12345678910・11・12・13・14・15> ※掲載したら順にリンクしていく。

引用

一、韓国の奴隷化

・~~ルーズベルトは「韓国は自主統治にも自衛にも全く無能力であることがはっきりした」と介入を拒否、~~

・1910年、日本が韓国を併合したのは、新皇帝が「請願」したからだ。パールハーバー以前に日韓関係について語る歴史家は、日本は列強から教わった国際関係の規則を几帳面に守っていた、と称賛する。トリート教授は、日本が「宣言」ではなく、条約で最終的な併合を達成した」ことを重く見る。事実、列国の帝国建設はほとんどの場合、日本の韓国併合ほど「合法的」手続きを踏んでいなかったのである。

二、日英同盟の締結

・1902年の日英同盟は、21年にアメリカの圧力により解消されるまで、イギリスの極東政策の基盤となり、これにより、日本は小「大国」として台頭することができた。

三、モンロー・ドクトリン

・~~好戦的、侵略的ともみえる日本の行動は、我々欧米自身の行動、姿が映し出された鏡と言えるものであり、東京裁判で日本の軍事行動を裁けるほど、アメリカをはじめ連合国は潔白でも公正でもない。

・~~戦前・戦中において、国際政治問題は「道義的かどうか」ではなく、「合法的かどうか」が問題にされたのであり、戦後になって韓国併合や満州事変も含め、道義的責任を追及するのは偽善である。





 1950年に生まれ、戦後の《歪んだ言論空間》のなかで公立小学校教員として生きてきた私にとっては、鮮烈な歴史認識・意見です。
 それがアメリカ人の女性によって発せられていることに「違和感」さえ感じるほど…
 しかし、このミアーズの識見こそが《公平であり正義感をもつ欧米人の識見》なのだということを、我々日本人はしっかりと認識する必要があるようです。

 

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