東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

ナマハゲ草食系

2010年02月22日 09時32分14秒 | ニュースの話

先日の新聞での記事。

国の重要無形民俗文化財に指定されている秋田県男鹿市の伝統行事「ナマハゲ」。「泣く子はいねが(いないか)~」と子供を追い掛け回す荒々しさが持ち味だが、地域社会の変化もあり、近年は黙って動かない「草食系」の新世代が目立つようになったとのこと。

草食化の原因のひとつはナマハゲに扮する男性の変化で、20代独身が多かった時期は青年会のメンバーが担ったが、現在はあまり経験の無い高校生や里帰りの会社員が地区会長から依頼され片手間に扮する。また子供が減り、お年寄りだけの家が多くなった点も挙げられていた。また迎える側の意識も変わり「正装で御膳やお酒を出すのは煩わしい」「家を荒されるのは嫌だ」と断る家も増えたとの事。

記事の最後には民俗学の大学院長のコメントが掲載されていた。
「古くからの祭りは日常生活で制御されているパワーを解放する意味があった。現代人は祭りのパワーを上手に使いこなす知恵を失いつつある。何かトラブルがあれば責任問題にして、共同体との濃密なかかわりを嫌がる。豊かな人間性への許容範囲が狭まっているのではないか」と分析していたが、まさにその通りである。

近年「盆踊りの音楽がうるさい」「花火大会が花火が煙たい」等のびっくりしてしまうようなクレーム対して真摯に自粛等で応える傾向にある。これまたびっくりだ。いつも言っている事だが「祭り」はどんな時でも生きて行く上で必要なイベントだと思っている。



知らんよ~何でもかんでも無くしちゃったら~

有限会社やな瀬不動産


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