東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

お金の有難み

2010年02月19日 09時33分33秒 | 不動産屋の話
独身の後輩女性たち(20代後半)との会話での事。「実家にいくら入れているのか?」との話題になった。二人とも答えは「0円」との事。ふ~ん

自分の独身時代を振り返った。金額は覚えていないが、いくらか入れていた。それが当たり前だと思っていたし、周りもそうしていた。次に親の立場として考えてみる。今後子供たちが同じように毎月いくらかを入れるとなったとしたら、親としてはその金額云々よりもその行為自体に成長を感じるだろう。それは手つかずのまま結婚式や何かのイベントの際にそっくり渡すだろう。親ってそんなものだと思うし、そうで無ければならないと思っている。

以前地方から子供さんがマンションに入居された。基本的に当社は「持参払い」なのだが、親御さんとしては「万が一遅れたら申し訳ない」と一年分をまとめて支払われた。当社としてもオーナーとしても催促等の煩雑な仕事が無くなるので非常に助かるのだが、子供さんに毎月家賃を振り込み、それを子供さんが引き出して、期日までに当社へ持参して支払う・・・支払う側としては非常に面倒な作業であるが、この行為がとても大事だと思っている。
今回子供さんには
「期日を守る事」
「家賃を支払う実感」
そして「親の有難み」の三つを知る機会を失ってしまったな~と思った。

もちろんこれは福岡県内にある県立高校が「保護者の奨学金使い込み防止」の為に通帳を預からなくてはならなかったり、給食費を支払わない無銭飲食児童を育て上げるような親は全くもって対象外の話である。

ちなみに画像は「北の国から」での有名な「泥のついた一万円札」である。これを今観たら恐らく田中邦衛の立場でウォンウォン泣くだろう

有限会社やな瀬不動産

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