大和心眼ーヤマトシンガンー

情報操作、捏造、隠蔽に騙されるな!茹でガエルにならない方法

アルジェリア人質事件で、この国のインテリジェンスが機能していないことが明らかに!大使館はいらない?

2013-01-22 21:19:42 | テロ&クーデター
アルジェリア人質事件では、犠牲者は何人に上るのでしょうか?

現在までに行方がわからない日本人10人の安否確認を本格化させていましたが、すでに16日の時点で、AFP通信は、目撃者のアルジェリア人の話しとして、日本人9人が殺害されていたと報じていました。

「人質の日本人9人死亡」現地報道も政府確認なし(13/01/21)



16日の午前5時ごろに、武装勢力がバスを襲撃した際に、逃げようとした日本人3人が殺害されたということです。そして、居住区でも、犯人の発砲をうけて2名が犠牲になっています。さらに、4人の遺体がみつかったということです。

アルジェリアの内務省では19日、プラント施設にたてこもった犯人グループ11人を殺害し、人質23人とともに全員が死亡したことを報じました。さて、このように情報がリアルタイムに流れている状況の中で、日本政府は、『事実関係が分からない』の1点ばりで、詳細な状況を伝えることはしませんでした。

ここにきてようやく事実が判明し、アルジェリア政府が実行したことは、『救出作戦』ではなく、『殲滅作戦』であったことがわかりました。日常的にテロとの戦いが行われているアフリカの軍事国家には、『人命』よりも、『体制維持』に重きをおいたということです。

なぜならば、アルカイダ系の武装勢力は、アルジェリアに隣接するマリに拠点を築いており、それを中心にアフリカ全土にネットワークを築き、体制崩壊を企てられたら、どの国もたまらないという思惑があるからです。
しかしながら今回のテロの中心核である、武装勢力リーダー、ベルモフタールには逃げられようです。

さて、今回のテロで疑問な点がたくさんあります。

それは、日本のマスコミは、『犠牲者はどのくらいになるか?』だけに焦点があたり、事実関係が正確に報道されていないからです。

いったい、どうしてこのようなテロがおこったのでしょうか?(背景と原因)
なぜ、アルカイダ系テロが計画をたて、その人質交換の要求はなんだったのでしょうか?目的は?
なぜ、アルジェリア政府は、人命を尊重せず、『殲滅作戦』になったのでしょうか?
今まで、日本大使館は何をやっていたのでしょうか?
情報は、どうやって収集し、何の情報を信頼していたのでしょうか?
米国やイギリスの諜報機関MI6やCIAとの情報交換はあったのでしょうか?

たぶん、日本政府の情報よりも、日揮の情報ネットワークのほうが正確で早かったのではないでしょうか?

日本大使館では、今回の事件をとおして、何の役にも立つことができませんでした。軍の攻撃情報を事前につかめなかったし、その後の情報も伝わってきていません。さらに、他国の情報に頼りきりで、一説には、アルジェジーラのテレビ報道をみて収集していたという話も伝わっています。

そして、非常に残念なのが、このような日本大使は、年収3000万にもなるということで、現地人とどういう交流をしているのが謎です。少しは、協力していただける人脈、交渉パイプはないのでしょうか?まさに、インテリジェンスが機能していないということで、これはアルジェリアに限ったことではないと思います。

ということは、日本国籍の海外で暮らしている人たちは、大使館はアテにできないということです。
自分の身は、自分で守るしかなさそうですよ。


【快刀乱麻】アルジェリアの教訓、カントリー・リスクについて




ここからは、推測の域をでませんが、このように考えます。

今回の人質事件は、アルカイダ系のテロということになっていますが、日本人を最初から狙った事件ではないかとも考えられます。その証拠に、犯人は、日本人がいる場所や部屋番号を正確に把握しており、部屋にはいって乱射していることがわかっています。単純な仏軍撤退要求ならば、人質の人種にこだわるのは、日本人じゃなく、フランス人やアメリカ人。当然、同胞のほうが、政府は要求に応じるので東洋人というのはおかしいですね。

さらに、『ニンジャ』と呼ばれる特殊部隊が投入されたということですが、米国やフランスに事前通告なしにすぐに殲滅を決定しています。他国の人質がいる状況の中で、その判断はあまりにもおかしいのでは?
もし、この事件が計画されたものであるならば、早く火消ししたいのでは?とも考えられます。

まあ、真実は明らかになりませんが、この事件を通して、日本政府に混乱を与えることができたことは明らかです。最近のテロ事件とボーイングの事件を通じて、何かをカムフラージュするには充分ですね。

いずれにしろ日本は、まったくインテリジェンス機能がないことが、これではっきりわかりました。

下記のビデオは、少し古いですが青山氏の話を聞くと、インテリジェンスを充実させていくことも、少しはやっているようですが、まだまだでしょう。(うさぎの耳はあるようです)

★長いので16:00ぐらいから聞くといいと思います。
【青山繁晴】情報流通とインテリジェンス機関



それでは、また。

参考までに

★「インテリジェンス」が国の未来を決定する!独立するために国家情報局が必要ですね。
http://blog.goo.ne.jp/yamato528/d/20120719




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