昨日(6日)と今日(7日)の2日間、能登半島の穴水町で災害ボランティアに参加してきました。今回はボクが所属する地元の市民活動団体の仲間7人との参加です。
「あれ?昨日のブログ更新は?」って不思議に思った方もいらっしゃるかもしれません。実はここ数日のブログ記事は、「予約投稿」の機能を使って事前に記事を書いて投稿予約をしていました。これって便利ですね。
長岡を出発して4時間ちょっと。目的地の石川県穴水町は、今年元旦の能登半島地震で大きな被害を受けた地域です。高速道路を降りて一般道で穴水町に近づくにつれ、道路の状況は悪くなり、地震被害の大きさを目の当たりにしました。地震から半年たった今も道路の復旧工事はなかなか進んでおらず、大きく歪んだり崩れていたりする道路や、宙に浮いたガードレール、自動車の残骸などもありました。上の画像は、穴水町のボランティアセンターです。
街の状況も酷いものでした。倒壊した家屋や傾いた家屋が至るところに見られ、「復旧は進んでいないな」というのが第一印象でした。「被災状況の写真撮影やSNSへの投稿はしないように」という指示も事前に受けていました(被災者のプライバシー保護の観点から)のでスマホでの撮影は自粛しましたが、「本当に酷い」「復旧は遅れている」というのが実感でした。
ボクらの仕事は、これから取り壊しや修理が行われる家屋から家財道具等のゴミを運び出し、災害ごみ収集所に運ぶことが主でした。当たり障りのない作業風景の写真だけ1枚掲載します。
作業を依頼された家主の方(高齢の方ばかりでした)や、仮設住宅で暮らしている方の何人かとも話をさせていただきましたが、2007年(平成19年)の能登半島地震に続く被災に、皆さんショックを受けられていました。「ここ(穴水町)はまだいいのよ、珠洲や輪島はもっともっと酷い」という話も、地元の方やボランティアに参加している皆さんからも多く聞きました。
地震が発生した元旦からしばらくの間はTVや新聞などマスコミでも地震の報道は大きく取り上げられましたが、半年近くたった今は全国ニュースで取り上げられることはほとんどなくなり、ボク自身も能登半島地震が起きたことすら忘れかけているような状況でしたので、今回被災地の様子を目の当たりにして大きなショックを受けました。そして、まだまだ多くの人たちからの支援が必要だな…と強く感じました。
ただ、やはり片道4時間は遠いです。高速料金は減免になりましたが、レンタカー代、ガソリン代、宿泊費など、ボランテァイアに参加するにはお金もかかります。自治体がボランティアバスを出したり、近くの和倉温泉をボランティア参加者用の宿泊施設にするなど、補助も必要なんじゃないかな?と思いました。そして個人的には、「被災地の悲惨な状況を、もっともっと報道すべきなんじゃないかな?(SNSへの投稿も含めて)」と感じました。
いろいろ考えさせられた2日間でしたね。でも今回のボクの最大の収穫は、トラックに荷物をロープで固定する「南京結び」をマスターしたことです。(笑)最後に1枚、今回の参加者で記念撮影です!