山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

切り飾り

2011年11月08日 07時14分00秒 | 上沼田神楽

神楽の持ち物、舞所には、いろいろな切り飾りがついているのをご存じでしょうか?

幣、花杖(鬼棒)、鈴、天蓋などに、赤や緑、白の紙がぶら下がっています。

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これ、基本的に手作りで、各団体の会員がそれぞれ作っています。
中には、年祭などの際に切り絵を施す団体もあり、その形、色合い等は団体によって異なります。

奉納神楽では、毎回、一式を新しく作っています。
鈴4つ、花杖3本、大幣、幣4本、天蓋につける切り飾りは、今は主に会長が作っていますが、おそらく3時間以上を費やすものと思われます。もちろん、花杖や幣に使用する竹の採取という作業もあります。
秋のこの時期は、毎週、そして土日と公演が続くことも珍しくありません。
大変な作業ではありますが、清らかな想いで、清らかな持ち物で奉納神楽が行えるよう、人も、道具も準備を進めています。

何にしても、これらの形や切り方などもその神楽に伝わった財産。しっかりと教わり、自分でも切れるようになっておかないと・・・・。

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