番外 安倍城跡

２０１２．１２．１６（日）
実はこの日、新雪の毛無山に登り、麓まで積雪した富士山を間近に望む計画だったが、
登山口に向かう新東名高速上で、「あっ!!デジカメ忘れた!!しかたない、今日はスマホで撮るか～」と思った瞬間
「スマホも忘れてるじゃん!!」

高速道を運転しながら「カメラなくても毛無山に登ろうかな、どうしようかな」などと、結構真剣に葛藤した結果、
「出だしからこれじゃあ、雪の毛無山で遭難するかも。今日は衆院選だし、静岡に戻って投票した後、のんびり低山に登ろう」と結論付け、
新富士ＩＣを降りて、後ろ髪引かれる思いで、再び新富士ＩＣに戻り、静岡に向かった。

冒頭写真は、投票後に登った静岡の里山、安倍城跡山頂。








自宅に戻り、我が母校、静岡市立安東小学校で投票。
出口にマスコミの記者がいたので、出口調査の取材を受けるかと思い緊張して出口を出たら、記者は私から離れていった。
ところが、私の次に出た家内には寄ってきて取材が始まった。
この違いは何だろうと考えたが、私が男、家内が女だったこと以外、理由は思いつかなかった。











投票の後は地元の低山、安倍城跡へ。最近職場で話題になったので、久しぶりに登ってみることにした。
写真は登山口の洞慶院。「おとうけんさん」と、市民（一部かも）から親しみを込めて呼ばれている名刹だ。
梅の名所でもあり、間もなくロウバイが見頃となる。











安倍城跡登山口。











登山道には、３３体の石仏が鎮座する。











急峻な斜面の登山道は九十九折（つづらおり）に進む。
九十九折の道を無視し、ショートカットした踏み跡も、今や正規の登山道のようにしっかり踏まれている。
初めての人はルートファインディングにストレスを感じるかもしれない。











しかも道は木の根っこが露出している。引っかかったり滑ったり、慣れないと歩きにくい。











後光差す石仏二十三番。私は温かみを感じるこの石仏が好きだ。











石仏三十番。











最後の石仏三十三番。ここで行程の半分くらいだろうか。











昨年の台風、暴風雨の名残り。倒木だけでなく、林全体が左に傾いているように見え、自然の猛威を実感した。











足元にフユイチゴ。甘酸っぱさが好きで、大きな粒を口にしながら登った。











太陽を背に浴びながらの山登りとなった。低山ながら、結構汗をかかされた。











鉄塔の幾何学模様。ここまでくれば山頂は近い。











鉄塔から一旦、急坂を下る。











そして最後の急登。











山頂に到着。新雪輝く富士山をまず撮影。











広々した山頂。











安倍川越しに望む静岡市街。安倍城はこの静岡平野を監視するために築城されたという。











下山後、「静岡温泉　美肌湯（びじんゆ）」でのんびりタイムを過した。