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議会を傍聴しにいきました~パート2~

2013年07月07日 | 佐渡だいすきネタ
議会を傍聴しにいきました。
この記事は、前回の続きです。


私が今回、はじめて傍聴をして、
非常にインパクトが強かったものをお伝えします。




住民説明会で佐渡市から配布された「図書館開館時間」の資料。
何度も読み返しては確認し、もう一度確認しては再度繰り返す、そんなこんなでもうボロボロです。


畑野、相川、新穂の図書室は、本年度から
「図書室専任(司書)が1ヶ月2回のみで、1日につき3時間」に変わったが、
少なすぎるのではないか? というような問いに対し、

「年間の貸出し数と照らし合わせて、このようにした。
貸出し数に見合った、本の整理の時間として、このように算出した。

貸出し数がもっと増えれば、時間を増やす」
という旨の答えをされました。



この答弁には、非常に失望に近い念を感じました。



一般的な感覚になぞらえてみて、仕事というのは、
継続的に進めていくことで一定の効果が得られるものではないか、と思っています。

「昨日やった業務を引き続き明日やることで、効率的に仕事ができる」という
イメージは、仕事をされている方ならば、即座にわくものだと思います。

この業務体勢は、1日勤務したら、その次の勤務はなんと2週間後(!)
なのです。

以前やった仕事の内容も忘れてしまいかねない、
非効率な勤務体制ではないでしょうか。


貸出し数との割り算だけで、司書の勤務時間を単純に
果たして決めていいものか、非常に困惑してしまいます。

機械じゃないんですから、そんな単純に人の行う仕事を
割り切らないでくださいよ、と私ならば言いたいです。


1ヶ月2日というだけでも少ないのに、さらに1日が3時間!では、
一体どれだけの業務がこなせるか。
何ほどの業務をやれ、というのか。

司書に限らず、どんな仕事でもこれでは、
こなせるものもこなせないのではないでしょうか。

しかも、配置される司書は1人だけです。

1ヶ月の開館日の20日のうち、司書さんがいるのはたった2日、しかも3時間!(くどいようですが)

「本の整理」って、そんなにわずかな時間でできるものではないはずです。


そして、
司書さんの仕事は「本の整理」だけではないということは、
住民説明会で、
ほぼ全地区で住民が訴え続けていたことであり、
数的にも一番にすくいあげなくてはいけない声のはず
です。


答弁した教育課長さんは、全地区の住民説明会で説明をし、
住民の意見を聞いてくれた方です。





届いていない!のです。






よろよろ・・・と、議会を後にしました。










あ、それから、こんなシーンもありました。
市長に対し、これまでの政治の流れ
(小泉内閣のことから、現在の安倍総理のことまでかいつまんで)を説明し、
「このような過去があるから、佐渡市政はこのようにしなくてはならない。」
という訴えに対し、
「過去のことにすぎない」と答えました。
議員さんの訴えた内容よりも、市長の答弁に耳を疑ってしまいました。
「過去のことにすぎない」。え?え?
迷言だと思いました。

いや、過去は大事ですよ。市長、歴史は大切です。
過ちを繰り返さないために、人は歴史から何がしらを学ばなくてはいけないのではないか、とそう思っているのですが、その認識はどうも30代女として、ずれているようです。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sadolibraryfan)
2013-07-07 22:43:58
私のブログへのコメントありがとうございました。

おっしゃること、いちいちわかります。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」ものですが・・・
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Unknown (sadolibraryfanさんへ)
2013-07-08 08:13:27
コメントありがとうございます。
ご理解いただけるというだけでも、すくわれます。
よろよろ活動しようと思います。
ありがとうございました。
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Unknown (司書さんのファン)
2013-07-08 08:14:43
司書さんは絶対必要です!
図書館を活用してほしいですね、この方には
(って知らない人ですが)
司書さんがいなくちゃ図書館は味気ないものになるって、あんなに言ったのに~!!もう~!
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Unknown (Unknown)
2013-07-09 00:19:30
畑野の図書室は図書室の名にも値しませんね、物置か倉庫でしょ。書物の数も内容も貧弱ですし、借りに行く人が少ないのも当然ですよ。
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Unknown (司書さんのファンさんへ)
2013-07-09 00:28:42
コメントありがとうございます。
本当に司書さんは必要だと思います。
人気がいない図書室は本当に火が消えたようです。さみしいです。「あんなに」言ってくださってありがとうございます。
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Unknown (Unknownさんへ)
2013-07-09 00:33:31
コメントありがとうございます。同感です。
司書さん(専属職員)のいない図書室はそのようになってしまうのです。意見交換会でも沢山の方が「ただの物置になってしまう」と訴えていました。危惧が現実のものとなっている例といえるでしょう。
畑野だけでなく、他の図書室もそうなってしまいかねないのです。決して畑野だけの問題ではないのです。
図書室も中の本達も、そして多くの市民が「help」と言っています。
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