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お子さんの通っている学校の図書館に新聞はありますか

2017年02月24日 | 読み聞かせ ・図書ボランティア
学校で図書室ボランティアやっている時に、こんな新聞記事を見つけました。
なんという偶然、なんというタイムリー(?)さ。

以前のブログで言っていたことは、つまりこういうことなんですね。


しかし、国が「こういうことに、これだけのお金を投資します!」と言っているけれども、
実際にその通りに使っている自治体が5%って…。

教育の認識の低さが浮き彫りになっていますね。



<以下、新聞記事から抜粋>

平成24年度から「学校図書館図書整備5カ年計画」で
図書整備のために200億円(5年で100億円)、
新聞配備に15億円(5年で75億円、1校に約1紙分)
学校司書の配置に150億円(単年度)の地方財政措置
が講じられています


ただし、地方交付税の使い道は、地方自治体に委ねられており、
この地財措置で新聞配備を予算化した自治体は5、1%にとどまります。

また、実際の学校図書館への新聞配備状況は、
小学校36、7%、中学校31、7%にすぎないという調査結果もでています。

学校にまで予算が届かず、すべての学校に新聞一紙がなかなか実現できていないのが現状です。


この新聞広告をだした「日本新聞協会」では、
学校図書館での新聞配置状況に関するアンケートを小中高校にだしたそうですが、


新聞非配置の学校からは、

「司書を置けず、図書館では管理できない」
「図書館が不便な場所にある」
「利用時間に制約がある」など、
予算措置や図書館自体の不備を指摘する声が多数あった。



らしく、さらに


「図書館が生徒が行き来する所ではない」
「司書の常時配置が先決」
といった表現の回答もあり、



「図書館が昼休み以外施錠されている」現状も多数報告された。
司書教諭は発令されていても、
実際には担任などを兼務していて十分に図書館活用ができず、

司書配置も制度化されていないため、十分に図書館が機能していない



そうです。


これは、教育界的に、学校的に
非常に重要な問題が浮き彫りになっていませんでしょうか?


図書室が「生徒が行き来できるような場所でなくなっている」なんて、
せっかくの空間、子供たちの行き場、居場所、知るチャンス、きっかけ、をみすみす逃しているようなものです。
宝をほかしているようなものです。


新聞費用だけあっても、管理する人がいなければ、「積ん読」だけになるのも目に見えています。
だからこそ、「司書配置費」も配分されています。


多くの教育現場では、図書管理は、他の先生が「兼任」でやっていて、
完全なアップアップ状態になっている状態です。


子供達のためにも、
教育現場で多忙な職員さん、教職員の方々のためにも、
早急な人員増員を強く望むところです。





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