目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

焚き火の上のジャム

2006年05月07日 | てづくりもの
雨の日だったり、寒かったり、キウイをたくさんもらったり、
そういったいくつもの条件が重なると、薪ストーブの上でのジャム作りが始まります。

この画像は、殺菌したビンの中にジャムを入れて、フタを軽くしめた後の密封作業をしているところです。

たくさん作ったジャムは二人では食べきれないので、宿泊したお客さんと話したときに話題にでたりしたら、一瓶200円か300円くらいでお渡しします。
その話を東京の友人にしたら、「それはよくない」といわれました。

「(ジャムを作ったことで)かかった経費の分だけでも、価格に反映させないといけないよ。」
「経費」というと、果物代、瓶代、薪代、砂糖代というところでしょうか。
労働費はとりあえず別として。

「自然食品を、田舎の人が採算度外視で売るやさしさはわかるけれど、そういった商品を大量購入して、別の会社がべらぼうな値段で売ったりもすることだってある。(らしい)
それから、ナチュラルフードで生計をたてようとがんばっている人の妨げにもなるかもしれないよ。同じような自然食品なら、安いこちらにしようって思うものだしね。」


はあ、なるほど。


「本当に買ってくれる人は、その商品に、というよりも作る人の生き方や、応援しようというメッセージをこめて買うんだから、高くても買ってくれるんじゃない?」


ふうん、なるほど。


すごくうなづける話なのだけれど、じゃあ500円にしよう、とか800円にしようという気持ちにすぐにシフトはできなかったのは何故でしょう。

おそらく、それは一般の人の「食べる機会」を失ってしまうことにもなるかもしれないから。
私がつくっている今は2000部刷っているフリーペーパーの通信誌も、採算度外視、
全部タダで配っていますが、それは「環境問題のことを少しでも知ってほしいから。
今、こんなにヤバイんだっていうことを一人もで多くの人に知ってほしいから」なんです。もしもこれを1部100円でも200円でもとってしまったら読んでくれる人はぐっと減ると思う。

そうした減った人の中にこそ「気づく人」がいるかもしれない。
そんな思いで作ってます。

ナチュラルジャムを食べたくない人はいないと思う。
だけど、値段が高いから二の足を踏んでいる人は多いかもしれない。
そういう人に機会を与えられたら、と思います。
本当の味は、こんなにおいしいんだっていう機会を与えられたらいいと思います。
そして次の機会の時は、是非高めの「それ」で生計をたてている人のものを買ってほしいなって思います。

ナチュラルフーズは、お金がある人のためのものだけではないから。








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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
訪問ありがとうございます。 (やんず)
2006-05-08 01:51:34
またまた遊びに来ましたー。私もどうしていいのかわからないので、こちらにまたコメント残していきます。撒ストーブって見たことないかも・・。ストーブでジャム作り・・いいですね。おいしそう。

カステラの包装紙で封筒・・オレンジと茶色の組み合わせがカワイイですよねー。なるほど~です。

とりあえずお買い物にマイバッグ持参から始めてみます。よかったらまた遊びにきてください☆
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