ヤギの乾し草作り

この夏の暑さは「何の仕事もできない！」とふて寝したくなってしまいますね。

でも、夏の暑～いさなかでないとできない仕事、というものもあります。
それがヤギの干し草作り、です。
冬の間の食料作りも大切なお仕事。
農協さんに言えば乾し草も販売してくれるそうなのですが、まあできる限りは
自給しておきたい、と思っています。

昨日のうちに刈った草を、
次の日の朝のうちに道路の上にうす～く広げ乾燥させます。
（この風景はいかにも田舎っぽくて好き）
そして、夕方まだ暑いうちにロールして納屋にしまいます。
とにかく暑い時にやらなくてはいけない仕事なので、草を広げるだけで
Tシャツはぐっしょりになってしまう、恐ろしいほど（笑）重労働です。

この作業は、雨が一度でも降ったら乾し草作りは失敗です。
湿ったままでは、どうしても冬になる前に腐ってしまい、
二重手間になってしまうのです。

この時期は、集落の農家の方の農薬散布時期でもありますので
ヤギの草刈りにも神経を使いますが、
（これもヤギが少なくなった原因なのだそうです）
我が家のまん前の田んぼは、有難いことに無農薬、減化学肥料で作ってくださっているので安心して草を食べさせてあげられます。

ほっ。

この画像は、干した草を力をこめてロール状にして
一輪車につめこんでいるところです。

このロールする（しゃがみこんで力を入れて草を巻き込む）作業というのが、
私には、お腹が重くって（笑）
もうできなくなってしまっているので、全部連れ合いの好意に
甘えさせてもらい、
私はヤギの糞掃除とか、散歩とか楽なほうの仕事をやらせてもらいました。
でもお互い、終わったときにはもうグテグテでした。


立派に完成した乾し草は、想像以上に「いいにおい」でした。
ハイジが屋根裏の乾し草を胸いっぱいに吸い込んで「いいにお～い」と言った
のがようやく納得できました。