空が青い 高い

搬送された病院は自宅から５キロぐらい離れた国立病院機構の大きな病院
なのだが以前　友人がくも膜下出血で入院したところだった。
最初に医者が　ここどこかわかる？て聞いた時には　どこかのＩＣＵでしょ？
と答えたのだが　入院して初めてわかったのは　設備がすごいこと。
地域の中核病院なのがよくわかる。友人もここで手術して助かったし。
救急の場合って運ばれる病院と時間で生死がきまるみたいだから　まあ
不幸にもいいところに運ばれたんだろう。
目の玉飛び出るほどの料金を相方がカードで払ってくれて相方は自転車で
帰ったのだが　どうする？タクシーで帰る？と言われたので　いいや　歩いて
帰る・・と　ふらふらしながら歩き始めた。
途中で　自販機でタバコを買おうとしたら　タスポを持ってないのに気がついて
おばちゃんと対面で買った。ライターは高いので　と言っても１００円だが
帰り道のディスカウントで４２円　コーラも買って　縁石に座り込んでタバコ吸ってた。
なんか　すごく自由で解放された気分。　空が高い。風が心地いい。
こんな時間に　こんな場所で　あ　バス停のすぐ横だったんで　バス待ちの人に
変な目で見られたけど　冷えたコーラが美味かった。
この瞬間　自分は生きてるんだな・・と再認識して　嬉しかったと同時に辛かった。
人は何のために生きているんだろう？　
何処から来て何処へ行くのかと言ったのはゴーギャンだが　あたしは　どこに行く
のだろうか？　何の後遺症かわからないが左手がしびれている。