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メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

4時をまわった

2015-03-30 04:08:11 | メンタルヘルス
メンタルヘルスではない。
軽いと言われるかも知れないが 片岡義男を4冊借りてきた。1時過ぎに眠れなくて起きだして来て 七月の水玉 と 人生模様の2冊を読み終わった。どちらも1995年の初版である。片岡義男という作家はオートバイの描写にかけて他に類をみない才能を持っている。あたしは 彼以外こんなに適切にオートバイとそれにまつわる話を書ける作家を知らない。多分彼以外では無理なのだろう。彼の書く小説 あるいは短編には 全く生活観というものが無く 登場人物が今風ではないが 芯のしっかりした男性と 自分を正確に認識している美しい女性しか出てこないところが好きなのである。ある意味 あたしの時代のファンタジーなのだが ちょうど田舎の夏の田圃を吹き抜けて行く風のような素敵な感じが好きだ。しかし最近のオートバイ あえてバイクと呼ばないが 事情はかなり複雑な様である。排ガス規制からキャブレターのバイクが消えインジェクションになり エンジンだけ見る限り車の進化のようになってしまっている。更には伝統的なタンクの下にエンジンがあり 丸いスピードメータとタコメータの間にランプが並んでパイプのハンドル 厚みのあるシート車体と並行にのびたメッキマフラーなんて古典的なバイクはほとんど姿を消した。一時期爆発的に数が増えたビッグスクーターも駐車禁止の規制が強化されたのと 高い値段が災いして 一部の改造マフラーをつけた怪しいものしか残っていない。増えたのは125ccの本当に足として使うこだわりのないものだけになってしまった。これも時代の趨勢なのかと思うと少し寂しいのだが あたしはいい時代に乗っていたので これはこれで良いのだと思う。ただあたしは現役のバイク乗りなので 今ガレージでバッテリ上がりで半ば放置されているGB250クラブマンを復活させないといけないのである。最悪 バイク屋 それも昔ながらの整備のできるバイク屋が近くにあるので そこで整備せざるを得ないのだが まあそれにしてもその予算をどう工面するかは頭が痛いところである。あたしのクラブマンは初期型なので もう作られてから35年くらいたっているので部品に不安があるのだが それでも復活させねば。いくつになってもあたしはオートバイ乗りでいたいのである。生き方が古い 不器用と言ってしまえばそれまでなのだが あたしは最後まで自分が若いときに目指した方向を向いていきたい。
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