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メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

もう

2019-03-02 20:54:25 | メンタルヘルス
急性大動脈乖離で倒れて大手術して生還してから3年を超えた。倒れたのは3年前の1月11日だ。11時間の手術を乗り越えて3ヶ月の入院生活を除いてももう3年近い。大動脈乖離というのは大動脈 つまり脳や肺に血液を送る血管の内膜がはがれて血管を塞いでしまう病気だ。脳なんか数分血流が止まると細胞が死にはじめるから一分一秒を争うような病気なわけだが。前にも書いたが たまたま週末で嫁はんがいたから 嫁はんが救急要請したので助かったようなもんだ。一人だったら確実に死体になってただろう。救急隊が最寄の救急病院に受け入れ要請したのだが断られた。これが良かったのである。救急要請した時点で足が痺れて立てない状態だったから 救急隊は整形外科をアサインしたらしい。で 受け入れ拒否されたので あちこちあたって 30分以上かかりますが 昭島の徳洲会西東京病院が受け入れOKを出してくれたので そこに運ばれたわけ。結局整形ではなくて大動脈乖離・・まあ心臓血管外科の領域だったから 最初の救急病院では対応できなかったわけだ。で 徳洲会に運ばれて11時間の緊急手術で助かったわけだが 大動脈乖離って手術前に7割が亡くなり手術しても7割は亡くなるか足が壊死するとか腎不全になるそうな。なんで五体満足で出てこれるのはほんのわずか。で何が言いたいのか?というと 先日本棚を片付けたら 熱く生きる 天野篤著 セブン&ワイ出版 2014年初版・・てのが出てきた。あたしの好みではないので 多分退院してきてから買って積んであったものと思われる。著者は順天堂大教授で心臓血管外科教授である。まーそれで買ったんだと思うが さっきはじめて読んだのだが この人はすごい。どうすごいか?って まさに医者の鑑である。あたしが心臓血管外科で命を救われたので余計すごいな・・と思うのかも知れないけど この本には人生や仕事に対するいろんなヒントがわかりやすく書かれている。帯には9万部突破なんて書いてあるが これ出た当時だから それなりに売れた本だろう。amazonではマケプレで数十円でごろごろあるので 是非手にとって読まれることをお薦めする。生き方 仕事に対する向き合い方 いろんな意味で人生の指針になることが盛り込まれているのだ。大体医者の書く本なんか意味不明の駄本が多いのだが これは違うぞー。ちなみに 冗談のような話だが あたしの執刀医は鈴木一郎・・て 呆れた名前だがw名医で命の恩人なのである。もちろん手術に関係したスタッフ ICU 病棟の看護師 理学療法士みんなに感謝である。医療の裏側を知る意味でも良書である。
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