劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

熊日連載15「わたしを語る」(24)ブラジル公演③

2020-05-12 18:43:15 | 2020-2022 日記

劇団夢桟敷2018.10
2回目のブラジル公演「万華鏡〜百年物語」(作 坂本真里)
サンパウロ市熊本県人会ホール
プロミッソン市劇場
2会場で実施された。

ブラジルから帰国すると、「どうだった?」と必ず聞かれる。
「ブラジルの女性はみんなセクシーで美人が多かった。」と答えると、一旦、気まずい空気が流れる。…私のメンタルは大丈夫です。

熊日連載「わたしを語る」(24)ブラジル編③

ブラジル移民の父=上塚周平氏は何故、お酒に溺れて死を早めてしまったのか?
海を渡り、夢と希望に満ちて「金のなる木(コーヒー)」を求めて移民した日本人を裏切ったような苦難から逃れるためだったのだろうか?
私たちを受け入れてくれた日系の人たちは皆んなお酒が大好きだった。
上塚さんもお酒が大好きだったに違いない。好き過ぎて依存症になっていたのではないかと言うと怒る人もいるだろう。
短絡である。…多くの人の死を見つめて責任をとろうと奔走した移民リーダーに失礼な言いがかりになってしまう。
英雄、酒と色は絵になる!の声を秘そめよう。独身を通して移植に成功を導いた人だ。
肥後もっこす!永遠に語り継ぐ価値を発掘する歴史劇として、今後は地元熊本でも輪を広げます。
熊本アングラ万華鏡!…覗くと変幻自在な花が咲く。

1918年にサンパウロ州プロミッソン市に日系コロニー入植100周年の大イベントが行われた。
2018.7.20〜7.27
町にブラジル全土から2万人が上塚周平公園に訪れたと発表されていた。
2回目のブラジル公演を控えて、座長と私でご挨拶のつもりで渡航する。懐かしい人たちとの再会で乾杯(サウージ)が続く。
新たな出会いも広がった。ブラジルは大きい。日系5世から6世の未来に繋がる。
100歳を迎える長老(上塚周平さんを「事務所のおじちゃん」と慕っていた日系2世)安永忠邦さん(私はブラジルのお父さんと呼ばせてもらっている)と再会して、座長も私も涙が溢れて止まらなくなった。
第一回目のブラジル移民劇「ボクノフルサト。」ではリハーサルと本番でも大きな声で身体を震わせて泣いたお父さんだった。
上塚周平さんを知る最後の方でもあり、お墓を守り続けておられる。

旅公演詳細 「山南ノート5」にメモがリンクされています。
「南米道中膝栗毛」2018.10.3〜10.13
尚、これは報告書として改定編集、短編小説(200部)として手作り出版された。
(注)完売のため2020年8月までには増刷予定です。
https://blog.goo.ne.jp/yamanami-5/e/68420adef05d8f989000e4b0da80f412

お礼。
公演に際しまして、熊本21ファンドの助成金、熊本中央ライオンズクラブ様、熊本の団体と個人様からの寄付、城南町「くまもと上塚周平顕彰会」様、城南火の国太鼓様、崇城大学芸術学部有志様、熊本市国際交流会館様…
出演した有志の手出しによって野垂れ死にすることなく無事に帰国出来ました。
サンパウロ市の熊本県人会、ニッケイ新聞社様
プロミッソン市、安永ファミリーと仲間の皆様
渡伯の際は全面的にご支援いただき感謝しております。
安永孝道さん(集客や「骨まで愛して」特別出演)には並々ならぬご苦労をおかけしました。
夢桟敷として今後の交流活動を以て日伯(熊本ーブラジル日系社会)民間交流を持続し広げる所存です。