指定席でもないのに「ここは私の席だ」と言い切る女がいる。
そこに座っていた男は「すみません」と謝り続ける。
セリフはそれを繰り返すのみ。
主張と謝罪の無意味な繰り返しで感情が爆発していく。
他のお客さんたちは芝居であることを前提に眺めている。
本当に観客席は安全な場所だろうか？
…ふふ。
安全安心を斬る。
即興から生まれる過激さはオ・モ・シ・ロ・イ。
6月末で閉店するお好み焼きまつもとに行く。JR熊本駅から徒歩3分。
89歳のお姉さんは「元気な内に！」と閉店を決めたとのこと。
あ〜、名店が消えるのは淋しい。
それにしても熊本駅周辺は変わった。駅ビルアミュプラザにも足を運ぶ。駅構内のお土産コーナーはくまモン〈独裁〉の様相。
この独裁はクーデターや内乱ではない。
シンボルがおてもやんから代わったのか？
おーい、おてもやん💕
いつもなら、スーパーで寿司を買い込んでのおもてなしだが、
昨夜は座長の手料理で、お・も・て・な・し。
少1の孫が泳げないことを知り、明日は近所の温泉プールで座長は泳ぎを教える約束をする。
もうすぐ夏休み！…私は孫たちを海に放り投げてやろう！と思っているのだが、そんなことはしないよ。
昨日は旧友や元劇団の関係者と長電話に暮れた。…歳をとると無口だった男たちもお喋り屋になっている。
「日本の政府打倒！オリンピック転覆！」
遠吠えするような奴らではなかったのだが？
「熊本で呑もう！」が共通のオチで電話を切る。
居酒屋もご無沙汰。潰れないでよ〜。
私たちにも言い聞かせる。
それにしても、
じっと止まっているのが安全安心とは思わない。
気持ちから老ける。ネガティブになる。
ブレーキをかけっぱなしのこの一年半。
県境を越えたのは別府に行った昨年の夏一回のみ。
ようやくワクチン接種のネット予約がとれた。
座長がいなければ私はワクチン難民かハラスメントにあっていたに違いない。
1回目は7月8日。2回目は7月下旬か、8月上旬になるだろう。
蔓延防止が解除されたとは言え、実感なし。
その証拠に稽古場である熊本市公民館の予約は今月末までは受け付けられないらしい。
下関市長府の兄(81)から「遊びにおいで〜。」と誘われているのだが…。
父母の墓参りもご無沙汰している。
太陽を周回する地球の速度は時速10万7千km。
地球自転赤道速度は時速1700km。
止まったらどうなるか？
宇宙に放り出されるか。
ニュートンは発見した。
物質(質量)には引き寄せる力がある、と。
万有引力！
飛ぶ・跳ねる・翔ぶ。
熊本トランポリンクラブ ウィング・ラーナにて遊ぶ孫。
(熊本市北区清水亀井町)