あさだーめ。
浅田飴のコマーシャルに出ていたおやじは舌が長かったんだろうか、ダラーっとした喋り方で何を言っているんだかよくわからず、しかも雪の上に転がって興奮しながら喋っているもんだから、なおさら聞き取りにくい。
最後の「浅田飴!」というところだけはっきり聞き取れた。
美男でもないし、なんでこのおやじがコマーシャルに出ているのか不思議だったが、しばらく後でその方は永六輔という著名な方だとわかった。
永さんは夕日の絵葉書を集めるのが趣味で、「なぜ夕日の絵葉書なんですか?」と聞かれて、
「ある国の夕日は、別の国の朝日だから・・・あっはっはっは」みたいなことを話していた。
沈んでも別の場所でまた昇る。
死んでも宇宙の分子となって、また別の場所で生命の誕生に関わる。
永さんが夕日にそんな思いを馳せたかどうかはわからない。
「そんなこと考えてないよー」と天から声が聞こえてきそうだ。
ご冥福をお祈りいたします。
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