遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

憲法記念日

2023-05-03 16:12:32 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和5年5月3日(水)

憲法記念日

日本国憲法は、昭和22年(1947年)5月3日に施行され、
同23年7月の「国民の祝日に関する法律」により、この日を
祝日と定められた。

改憲法には賛否両論があり、それぞれの憲法記念日集会を開く。
折しもゴールデンウイークにあたり、人々は行楽に出かけたり
して連休を楽しむ。

今年で施工から76年を迎えたが、人権や平和、日本の将来を
静かに考えるのが、この日の意義であろう、、、、、。

この日は各地で「平和について考え、憲法について考える会」
集会が行われる。
改憲派、

護憲派、
大阪、
名古屋、




中でも「九条の会」の催しは、今年の3月に亡くなられたノー
ベル賞文学賞受賞者の大江健三郎さんをはじめとする、文化人
らが呼びかけ、2004年に発足し、全国で7500を超える
地域の会ができた。2005年の「九条の会」に集まった人々
は1万人を超えた。
然し、年々高齢化する中でコロナ過となり、年々減少した。


今日の中日新聞朝刊コラム:中日春秋に憲法記念日に関する
記述があったので紹介したい。
【米国に亡命したユダヤ系の物理学者シラードは、米大統領
に原発開発を勧める碩学アインシュタインの書簡を起草した。
ナチス・ドイツに先行させたくなかったから。 米国の原発
開発に加わった。ドイツ敗北必至になると日本への原発投下
を目論む米政府に抵抗。日本に降伏拒否が招く結果に考慮さ
せるべく投下前の示威実験を求めたと伝えられるが、顧みら
れなかった。ノーベル物理学賞受賞者の故益川敏英氏は著書
「科学者は戦争で何をしたか」でシラードに触れ、権力に都
合よく使われがちになった科学者の現実を憂えた。
学問の自由をうたう憲法施行から、今日で76年。
政府への提言などを行う科学者の代表組織、日本学術会議が
選んだ会員候補の任命を当時の菅首相が拒否。 後に政府は
会員選考に第三者が関与する案を示すが、独立性を損なうと
学術会議が拒み、関連法の改正案の今国会提出は見送られた。
国費で運営されるが、違法の反省から軍事研究に慎重で自民
党側に反発もある組織。党内には民間法人化論もある。
公金に頼るなということか。 空襲を知る益川氏は反戦運動
に熱心だった。政府批判を厭わず権力から自由たらんとした
著書で繰り返したのは、恩師の物理学者坂田昌一氏の言葉、
「科学者である前に人間たれ」。それが容易ならざる現実を
思う憲法記念日である。】
(中日新聞朝刊コラム:中日春明より引用した)


今日の1句(俳人の名句)

憲法記念日をひた走る快速車  楠本 憲吉