遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ハナミズキの実

2016-10-17 15:11:36 | 日記
平成28年10月17日(月)

赤い木の実

ハナミズキの実

昨日(日)、弟の三回忌で三重県の桑名市へ出掛けました。
早朝、息子の車に私達夫婦が便乗して、いざ出発。
港区役所の辺りで信号待ち、、、ふと街路樹を見ると
真赤な小粒の実が所々に成って居り、
はて? 何の実だったかなー、、、、。



中々名前が思い当たらず、、、名古屋高速に乗っても、
暫く無口、、息子に問いかけられても、上の空、、
東名阪に入った頃にヤット「そうだ、あれはハナミズキ、」
ハナミズキの実を知っていた訳ではなく、アソコの街路樹
は、、春に薄い紅色のハナミズキが咲いていた、、、。
ヤット、思い出し胸のつかえが下りて、、、、。

暫く進むと木曽川の橋が見え、「橋を渡るともう桑名だよ、」
桑名市街から北へ、員弁方面へ進むと目的地の島田団地が
見えて来ます。
「チョット、早すぎるので喫茶店に寄ろうか、、
街道筋を行ったり来たり、、、2,3軒は、本日休業の看板、
ヤット見つけて入ると、なぜかただ今準備中、、、、
あきらめて、弟の家に向かう、、途中にコンビニがあり、」
そこで珈琲とスナック菓子を、、。
「田んぼの中にもコンビニがあり、種類豊富な飲食料が調達
出来れば、喫茶店も余り要がないカモね、」息子の言い分に
納得です。

彼方此方に「背高泡立ち草」の黄色がのさばってをり、
庭先の樹木にも、木の実が成って居り、 田舎っていいな。

ハナミズキ(別名、アメリカヤマホウシ)原産地:北米

ハナミズキの花(春 4,5月)

ハナミズキの葉

ハナミズキの実(秋、10月頃)


ミズキ科ミズキ属ヤマホウシ亜属の落葉低木
樹高5~10m、葉は楕円形で秋に紅葉する。
アメリカヤマホウシの名は、アメリカ原産で日本のヤマホ
ウシに似ているから。
花期は4,5月、白や薄いピンク色の花が咲く。一見花の様
に見える部分は総苞で、中心の塊が花序。実際の花は4弁
の5mm位の目立たない花の集合。
秋(丁度今頃)に赤い実をつける。

1912年(大正元年)日本からアメリカへ桜の樹木を贈り
1915年(大正4年)その返礼としてアメリカからハナミ
ズキが贈られて来た。 現在その原木は東京都立園芸高校に
残っている様です。
ハナミズキは、庭木の他、街路樹として多く利用されている。
愛知県一宮市、清須市等では、市の木に指定されている。

秋になると良く聞かれる歌に「小さな木の実」と言う曲が
あります。 有名なビゼーの曲ですが、日本語に訳した詞が
温かみの在るとても素敵な詞で、
ご紹介する、この2番の詞が私(ヤギ爺)のお気に入りです。


唱歌、「小さな木の実」
 作曲:ビゼー、 訳詞:海野洋司、編曲:石川晧也

ちいさな心に いつでも
しあわせな秋は あふれてる
風と良く晴れた空と
あたたかいパパの思い出と

坊や強く生きるんだ
広いこの世界 お前のもの
ことしまた秋が来ると
木の実はささやくパパの言葉

今日の1句(俳人の名句)

鳥啼いて赤き木の実をこぼしけり    正岡 子規

ヤギ爺の拙句

今年亦真っ赤な木の実生まれをる
    ヤギ爺