JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

QSLカード受領処理_2012年3月分

2012年04月01日 23時56分17秒 | 交信記録や書類

前回(2012年1月分)の記事で、投稿者が不明のコメントを計2回いただいている。(おそらく2回とも同じ投稿者だと思うが、断言しきれず。)私のブログ運営方針上、投稿者がコールサインを明示、あるいは私が投稿者を特定できる名称など、一定の責任があると判断できればこちらもレスを行えたのだが、この記事を投稿する時点で叶っておらず、非常に残念な展開になっている。

社会通念上の常識として、「手段(インターネット系の何か、直接面談、電話、他)が何であれ、正体不明の方とのディスカッションは有り得ない!」と思うのだが、如何だろうか?(→何だか隠れた所から撃たれている感じがして…。)ちなみにレスの原稿は既に作成済みで、いつでも投稿できる状態である。

◇星の意味
☆:もうちょっと頑張ると、1人前のQSLカードになれる。
★:QSLカードのふりをしている紙くず、いや不幸の手紙ならぬ不幸のQSLカード。

★To Radio 欄にコールサインの記載なし……3件
前回(2012年1月度)の投稿に対するコメントをいただいてから、こちらもおさらいさせていただいた。その結果を要約すると、いくつかの条件をクリアしていればJARL転送枠とToRadio欄を兼用できるケースがあるようだ。(要するにOKなものも有れば、これまでどおりNGのものもある。)そのケースについて、書面の一般常識を踏まえて私なりにまとめてみた。

【1】「To Radio」の文字列と「JARL転送枠」の間に、常識的な文字サイズで追記が可能なスペースが無いこと。双方を離さずに距離を詰めた書式であれば、JARL転送枠にタイトルを付けて兼用したものと解釈できる。距離が詰まっていなければ、対象が明確になっているとは言えない。

【2】「To Radio」の文字列と「JARL転送枠」の距離が離れている場合、双方を同じ高さに記載および下線を引いて、対象が明確であること。あるいは双方を1つの枠で囲み、枠内に他の情報を一切書かないこと。(→後述の【5】に関連するため。)

【3】「To Radio」の文字列と「JARL転送枠」の距離が離れている場合、双方の間にコロンを入れるか、直線、矢印などで結び、対象が明確であること。

【4】JARL転送枠以外で、これは明らかに To Radio 欄と判断できる欄(例えば下線など)が、設けられていないこと。設けてある下線などを差し置いて、それより離れているJARL転送枠のコールサインをToRadioの対象と主張するのは、無理がある。

【5】注意事項として、交信相手局が移動していた場合や、特記すべき運用をしていた場合は、JARL転送枠以外で To Radio の対象局を明確にする記述とすること。JARL転送枠にはBUROの仕分け作業効率上、移動エリア、運用場所、免許人の氏名、構成員の氏名、QRPなどは併記しないのが一般的とされている。

ちなみに前回の投稿でUPした写真のような書式は、改めてNGと判断した。理由は上記の【1】が該当するからである。また今回の3件は、JARL転送枠を兼用できない書式と判断した数である。

★ToRadio欄のコールサインが鉛筆書き……1件
これは書類の常識があまりにも無さ過ぎ。10MHzCWでQSOしたQSLカードなので、免許人の資格は2アマ相当以上のようだ。常識を持ち合わせていない上級ハム、ああ情けない…。

★交信したことを証明する旨の記述が無い……1件
「Confirming Our QSO」や「貴局と交信したことを証明します」などが記載されていない。一体何をしたいのやら…。

★西暦の上2桁省略した(と思われる)旨の「’」が未記入……1件
交信年が特定できません。日本には和暦というものがあるので(そもそも和暦はお奨めしていませんが…。)、西暦の場合でも明らかに西暦と分かる表現をすべきです。つまり、省略せずに4桁表記するか、上2桁を省略したという旨の「’」を前置して記入するべきです。

★交信年月日が明確でない……1件
この欄に書いてあった内容は、「8、10、11」であった。解釈が複数通りある(どうにでも読める)けど、記入者は1通り(明確にした)のつもり。ここまで来れば、もうアーティスト気取りでしかありませんね…。

★交信時刻の基準(JST、UTC、他)が明確でない……1件
日本のアマチュア局(ZONE25の範囲)だから、おそらくJSTだと思うけど、これが書いてないのよ~。Rmks欄に「今後ともよろしく」って書いてあったけど、こちらとしては、これを書く時間を交信時刻の基準(JST、UTC、他)を書く時間に充てて欲しかった…。

★電波の型式が記入ミス……1件
正しくは「FM」なのに「LSB」と書いてある。(しかも「LSB」は電波の型式ではないですから。)このQSLカード、プリンタで印刷したものだから、他にも被害者がいるかもしれない。あ~あ。

☆オモテ面に自局のコールサインの記載なし……7件
発行者は、受取る側のウラ返しにする手間を考えて欲しい。業者は、こんなフォーマットを廃止すべきだ。これぞ「安かろう悪かろう」の代名詞となる最有力候補やね。

☆アンテナ情報がメーカー型番のみ……2件
2件中1件が、記入してある型番をインターネットで検索しても、検索結果の上位100位にアンテナ情報が出てこなかった。これでも、このQSLカードのアンテナ欄に記入した型番が有効な情報と言えるのか?手元に各メーカーのカタログを揃えるか、全メーカーの全型番を熟知していないと分からない情報なんて、まだ書いてない方がマシ。

☆リグとアンテナが羅列のみで、QSO中に使用していたものが不明……1件
それぞれ2つ以上を掲載する場合は、QSO時に使用したものを丸で囲むか、QSO時に使用しなかったものを抹消するなど、事実に基づいて特定してほしい。手持ちの設備を紹介するだけでは無意味に近い。それとも沢山持っていることを自慢したいのかな?

さて、写真のQSLカードは、今回受領した中で最も次元が低い紙くずである。
★ToRadio欄にコールサインの記載なし。(上記の【4】が該当する。)
★西暦の上2桁省略した(と思われる)旨の「’」が未記入。
★交信年月日が明確でない。
★交信時刻の基準(JST、UTC、他)が明確でない。
☆オモテ面に自局のコールサインの記載なし。
何と、この1枚だけで5項目が当てはまる。もちろん最高記録である。ここまで来ると、もう「お見事!」と言うしか…。


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