いわゆる“偽ブランド品”に含まれるのだと思うが、サイトの記事を見た瞬間「へぇ~、こんなもんまで…。」という感想だった。何かと言うと、一昔前のKENWOOD製モービル機に付属されていたハンドマイク“MC-45”の模倣相当品だ。
これの入手に至った経緯だが、TM-D710に付属しているハンドマイクよりも長年慣れ親しんだ形状である“しゃもじ形”の方が、手へのフィット感や気分的にもイイのでは?と思いネット検索していた結果、新品の取り扱いがあるサイトを発見。ただし外観はOKっぽく見えるけど、KENWOODロゴが無いものであった。(なので先に、模倣“相当”品と書いた。)
「おやおや、これは47製のパチもんなんだろうけど、ロゴが無ければ否定し続けられる作戦なんだろうな…。」と思い、こちらもロゴが無いことが後押しになってお試し購入。結果的に申込みを終えてから約20時間後には届くという、スピード取引となった。
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ちなみに商標法では、業(販売目的)としていわゆる偽ブランド品取り扱うことは禁止している(商標法第2条第1項)が、個人で使用する目的での購入や所持は、同法で明文されていないため禁止行為ではない(罪に問われない)とのこと。改めて「だから、みんな平気でYouTubeなどで色々なネタでレポートしてたんやね~。」と、納得した。
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で、現物を見て最初に驚いたことが「おい、ロゴあるじゃん!」と。まぁだけど、法的には上記の状況なので私が危ない立場には陥らないんだけど、小心者なので一瞬ビビリました~。それで出来栄えだが、正直本物よりバンバン(=完璧、上出来、バッチリ@富山弁)の粗悪品感だね。
具体的には、オモテ面が凹面になっていて、ボタンの機能プリントも不揃いと言うか色毎にプリント位置がコントロール出来ていない、何より本物では真っ白プリント部が1か月ほどで黄ばんだ色に変色。更にUP/DOUNボタンの文字の中に塗料が入っていないから真っ黒だし。もう苦笑いするしかない感じだ。
まぁだけど、機能的にOKであれば手のフィット感は得た訳だし、値段相応と言うことで割り切りは可能だ。そして実際に使ってみた結果、ボタン類は全て生きていることを確認。その後、約1時間のQSOでもノイズが混入したり感度が悪いなどの致命的なNGは無いっぽいので、大丈夫そうだ。
と言うことで、手にフィットする形とマイクロフォンの機能はOKなんだけど、他がダメダメだ。今のところ常用する気にはなれんな…。まぁ、「魔が差したら使うかもしれん。」ということにしておこうと思う。
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