これ、私のものじゃないけど、とりあえず“マイク、パドル”カテゴリーにUPしておこう。
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先々週だったかな?1アマ仲間&同級生から、UP写真のようにボロボロになったパドル“BENCHER_JA-2”を預かった。写真では見にくいが、接点部の真鍮?が黒っぽく酸化していて、通電(マーク)しなくなっているらしい。で、話の流れで「それ、磨いてみようか?」と持ちかけ、快諾&お試しでやってみることにした。
とりあえず、主要部はこんな感じ。私のように完全休眠ではないが、無線活動はほぼほぼお休み同然だったとのことで、その間はモービル内にずっと放置していたらしい。
で、彼も私のように、とあるきっかけで復帰を遂げたまでは良かったが、久しぶりにパドルを取り出してみると、こんな感じで接点が黒くなってしまって使用不可状態(通電しない)だったと。
と言うことで、パドルをバラシて(バラすor組立手順は、こちらの過去記事にて。)接点を磨いてみることに。その際に使用したものが、ベルスター研磨材工業の“BELL RUBBER”という弾性ゴム砥石だ。ラインナップは6種類あるけど、手元にあったのは粒度が80、220、500の3種類だったので、一番細かい粒度500を使ってみる。
結果は一撫でしただけで地金の光沢が現れたので、まんべんなく磨いて全面真鍮色になれば完了に。写真は両レバーの片方だけ磨いてB4~AFRの比較が出来るように、途中で撮影したものだ。
同じことをベース側接点にも実施。3枚手前写真がB4状態なので、必要に応じてそれと比較いただくのもアリかな。磨き面に納得できたので、パーツクリーナーで脱脂&ゴム砥石くずを取り除く。手前味噌ながら、これでバッチリでございます。
これらを元どおりに組立れば、補修作業は終了だ。最後に動作試験、FT-857DM(←久々に登場!も、写真を撮り忘れた…。)にダミーロードとパドルをつないで疑似送信してみる。結果、通電バッチリであることを確認した。
これら全工程、準備&撤収コミコミで1時間30分まではかかっていない感じかな。まぁよくある話だけど、やり始めたら速いんだよね~。個人的には非鉄ネタでゴム砥石を使ったのは初めてだったので、粒度が細かいものでソフトにやればOKだということも分かった。他にも真鍮電極と言うか真鍮面は意外とあると思うので、磨ける構造の場合は選択肢の1つにしていこうと思う。
P.S.@おまけ
作業の3日後となる本日6/27(月)夕方、依頼者とタイミングが合い、無事にパドルを引き渡した。その後3時間ほど談笑して、相変わらず盛り上がった。これからも懲りずに遊んでやってくださいね。
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