JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HFB-20(14MHz用ホイップ)の測定&調整_220908

2022年09月16日 22時06分17秒 | 14MHzアンテナ

モービルの乗り換えや前記事でUPした容量環疑惑などにより、同じアンテナに対して何度も測定や調整が発生している。このため、記事タイトル程度の字数では簡潔な表現が難しくなった。そこで、タイトルには日付を入れることにして、測定条件を記事前半に書くことにした。本記事は、そういう書き方で作成した1本目の記事となる。
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■測定条件など
・モービル   :シエンタ天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :14MHz用アンテナチェックケーブル
・アース    :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)×2枚
・測定器    :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500)
・その他    :帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=14.153MHz

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まずは現状把握、9/7にUPした記事の状態(標準エレメント挿入長さMAX後に59mm伸ばした)で測定。結果は、f0=14.070MHz、SWR≒1.00、Z≒48Ω(帯域は測定せず)であった。ちなみに前回のf0との差は85kHzで、このアンテナの帯域幅より大きい値だ。

ここまで来ると、もう過去のデータは活かせない。なのでリセットするつもりで、溝部の自己融着テープや布絶縁テープを一旦剥がし、エレメント挿入長さをMAXにする。

でもステルス処理は行いたいので、型番ラベルが貼ってある本体の根元と止めねじ部を除く銀色の部位はテープ類で覆う。それで溝は、端面以外の部位を対象とし、幅などに合わせて布絶縁テープをカットして、底面(直径が細い部位の外周面)に貼り付け、他の外周面には防水したい所だけ自己融着テープを巻き、残りは布絶縁テープを直接貼り付けた。なお、エレメントは調整後(長さが決まった後)に布絶縁テープを巻き付けることとした。

上記の状態で日を改め9/11に測定。結果は、f0=14.133MHz、SWR≒1.00、Z≒48Ω、帯域=14.071~14.195MHz(14.133MHz±62kHz)であった。また、今回は両頭グラインダーで加工することを想定していなかった(持って来ていない)ので、引き続き帯域内の主だった周波数を測定。その結果は以下のとおり。
・14.112MHz:SWR≒1.05、Z≒54Ω(SSBの下限周波数)
・14.153MHz:SWR≒1.06、Z≒43Ω(富山県内の局とのQSOが叶いやすい周波数)
・14.165MHz:SWR≒1.14、Z≒40Ω(15kHzを目安に、独断で選んだキリ周波数)
・14.180MHz:SWR≒1.32、Z≒32Ω(15kHzを目安に、独断で選んだキリ周波数)

と言うことで、ねらい周波数14.153MHzには届いていないものの、そのSWR値は1.06となった。また、帯域の差は誤差程度に留まり、全体的に大きな支障は無さそうだ。

一応、同じ長さで溝部のテープ類を剥がした結果、f0値が変化した。やっぱり溝部にはキャパシティーが有って、そこに何重にも巻いたテープ類は誘電体の役割を果たしていたのかもしれない。まぁ1本だけで結論を出すのも無理があると思うので、他のバンド用アンテナで引き続き確かめていきたいと思う。

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職場で昼休み中にデジカメのSDカードを確認。結果、この調整に関する写真を1枚も撮っていないことが判明。朝の涼しい時間に作業していて、遅刻しないように撤収することが条件なので、慌てた&忘れたようだ。なので、本記事の写真はありません…。


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