JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

PDモバイルバッテリーを充電&FT-818でCW運用してみた

2022年12月29日 06時19分06秒 | 電源系

エスコートフレームへの追加工も終わり、ようやく電源ケーブルの着脱が容易になったFT-818を使ってPDモバイルバッテリーのお試し運用を行った。ただし1回の充電(1チャージ)分のみで全容量の連続使用は叶わなかったので、とりあえず実績の1つとして紹介させていただく。

まずは、前日の夜に純正?の充電器@OHM-PD-CHAGER-65Wを介して満充電にして、翌朝AM終盤、PM中盤、更に翌日AM前半、PM中盤の計4回使用した。その運用条件や時間は以下のとおり。

■運用条件
 ・出力電圧等 :15Vレンジ
 ・使用リグ等 :FT-818に冷却ファン直列接続
 ・送信出力  :5W@L3レンジ
 ・運用パターン:7MHzと10MHz でCW(19WPMでこちらがCQを出し続け、いわゆる599BK方式の運用)
 ・アンテナ状態:低SWR(チューナーTHRU状態、リグ内蔵のSWRメーター点灯なし)

■運用時間&QSO数
 ・1回目(1日目AM):65min、24QSO
 ・2回目(1日目PM):19min、 2QSO
 ・3回目(2日目AM):50min、22QSO
 ・4回目(2日目PM):33min、 8QSO

以上の条件を2日間で行い、LED4個点灯(満充電)~1個点滅(残容量25%以下)に気付くまで使った。ちなみにLEDの様子は頻繁にチラ見しながら運用していたので、点滅がスタートしてから5分以内には気付けているはずだと思っている。

4回の運用時間合計は169minということで、今回より応答率が高ければ冷却ファンの消費電力込みで180minは行けそうだ。まぁ、「5WのCWで2.5hr使える!」と認識しよう。

ここで電圧ドロップ関連の確認。1つ目は冷却ファン。接続したり外したりと数回繰り返して、リグの電圧表示機能で確認。結果はほぼ0、有っても0.1Vであった。2つ目は送信時。15.1Vで受信中に5W@L3レンジで送信。結果、リグの電圧表示が14.8Vとなり0.3Vのドロップが発生。と言うことで、いずれも全く問題無しだ。

次にノイズ。この手のバッテリーはノイズを発生させるモデルもあるらしいけど、今回のモデルをUP写真のように置いて色々受信してみても確認できなかった。それでも予防措置として、TDK製クランプフィルタ(パッチンコア)@ZCAT3035-1330に、接続コード@OHM-USB818/OC/PDの余っている長さの分で6回巻き×2個行った。

最後に充電。1回目の充電はデフォルト残量の上積みなので実績に含めないとして、上記運用後(推定残容量20~25%)にスマホの充電で普段使いしている出力5V/1Aの充電器を介して充電。その結果、満充電まで約10時間かかった。ちなみに、今のスマホ@4500mAhで2時間ちょいの充電時間なので、そこそこ辻褄は合っていそうだ。

うん、この程度であれば出先だと厳しい所要時間の時もあるかもしれないけど、自宅だったら帰宅してなるべく間を空けずにスタートすれば翌朝に満充電になる感じなので、まぁ許容範囲だと思う。ちなみに純正?の充電器だと約2時間らしいので、状況に応じて使い分ければOKとしよう。

と言うことで、このPDモバイルバッテリーはかなり使えると思う。容量や電圧の割にコンパクトサイズだということは当然あるけど、最大のメリットは商用電源@AC100Vが使えるお泊りポイントで1晩あれば、簡単に満充電できることだと思う。

例えば、PDモバイルバッテリーと充電器をペアで2or3組準備すれば、テーブルタップなどを介して2or3個を同時充電することも可能だ。お泊りの段取りさえすれば、FT-818限定だけど1日分の電源を確保できる。

一方、ディープサイクルバッテリーはFT-818以外のリグをメインに使うことにして、基本的に容量温存に努めたい。まぁ、どの程度の効果があるかは分からないけど出先での充電が厳しい実情もあるので、使える手軽な代替手段を効果的に使って“イイとこ取り”になればと思う。


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