モンシェル流オフテク奥義書
<序章>
乗車前(編)その1
マシンセッティング1-4<フロントフォークのセンター出し>
今回はフロントフォークが転倒もしくはボルトの緩み等により
よじれてしまい真っ直ぐにマシンが走らなくなった場合の
処置法を記述する
オフ車のメリットとしてその車重バランスの軽さから
万一林道等の山奥において
フォークがよじれた場合に何の工具も無しに
一時的に以下の方法で簡単に修正できるのだ!!
とはいってもハンドルまではさすがに無理・・・(笑)
その時はOK~タカ!?でハスに構えて斜めに前進だぜ!
ウェイクアップ・・・(笑) しーん・・・
まずは左手側Fフォークが前方によじれた場合は
Fタイヤはこの様に上側が右方向で下側が逆方向にねじれる
これを横から見ると
左手側フォーク(赤線が前方)、右手側フォーク(黄色線)が後方によじれ
それに伴い必然的にFタイヤが上記の様にねじれるという寸法
もっと分かり易く言うと
人間がまず「気を付け」の姿勢から「礼」をする時、
左肩を深く前に落としながら礼(御辞儀)をしたらどうなる?
そう、当然ながら上半身が右側に向きつつよじれる様にふせることになる
それと全く同じ事が右手=右フォーク・左手=左フォーク
そして右側を向いた上半身=Fタイヤの上側付近に起こっているのだ!!
当然ながら各ボルトも異常な捻じれ力が加わりよくないのは当たり前
「もしあなたの体ならその状態で100m走る気になれますか?」
マシンも声を出さないまま非常に苦しんでいるという事なのですなぁ
物はいずれか崩れ去る!
なのでなるべく早く直したいが山奥ではそんなきっちり直す余力がない
よって以下の方法で応急処置を施す事になる!どんでんどんでん←イントロ(笑)
因みにモンシェル号の場合は本格的に修正するなら
(黄色枠)の各ボルトを各順番に緩める感じで
(赤色×)のアンダーブラケットのみで止めた状態で修正する感じですな
※修正後の最後締める時は逆順じゃなく必ずこの同じ番号順に締める事
そしてこのモンシェル号は金属製のスタビライザーがないので
この様にすぐフロントフェンダーが自然によじれる(笑)
ぶっちゃけスタビライザーの意味無し!!(笑)←コスト削減文句無(笑)
そして更に山奥にて応急的に修正する時↓
もし周りに壁等何もない場合は
この様に反対側から両足でタイヤをはさみ込み気合で修正する方法もある!!
がしかしまぁこの様な応急処置はあくまで一時的な物しかならず
特にオフ車であればガチに人里離れるところに行く事になるので
ショップ任せにせずマシンとの共存性・信頼性をより高める為にも
日頃からなるべく自力で基本にのっとり
地道に自ら進んでメンテ修正する事をお勧め致しやす!
それが現場で新しい道を開く力に繋がる事間違いなし!と信ずる(笑)