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命の小さき鳥

2013年12月24日 22時51分59秒 | 何でも適当に雑談

 

我が家には

 

一匹の小型セキセイインコ(メス)がいた

 

約6年もの間、この世で元気一杯の生活をして

 

今朝静かに息をひきとった・・・

 

死因はおそらく卵が上手く外に出なくてそれがお腹の中で腐り

 

癌になったと思われる・・・

 

 

セキセイインコはオスがいなくても年頃のメスは無精卵を産卵するそうで

 

現に我が家のインコがその通り一人で産卵を過去に2回ほどして

 

その時動物病院に連れて行ったときに獣医が

 

「一人でも何らかの刺激を与えると勘違いして産みますので気をつけてください

 

やっぱり産卵が失敗すると命にかなり影響しますので」

 

といっていた・・・

 

なのでそれからあまり手の上等に載せなかったが

 

産卵時に伸びきったドン腹のまま

 

寿命6年目にしてとうとう今回そうなってしまったようだ・・・

 

 

しかし小さな生き物でありながら

 

先日からの容態の悪化に伴い

 

今まで日頃から、照れ隠しでわざとそっぽ向いたりしていたのが

 

急に飛びきれなくなり

 

這い蹲りながら逆に猫のように擦り寄ってきて

 

その小さな体で

 

俺の太ももの上とコタツの毛布の間に入りずっと寝るようになり

 

赤外線を避ける為に俺はカンガルーみたいに腹の上に乗せ

 

上着を被せ暖める感じであった・・・

 

かなり熱く伝わったので既におそらく高熱がでていたのかもしれない

 

夜になりそのドン腹は紫色になってきて背中から出血のような赤い色が見えはじめ

 

その小さくも早い呼吸に合わせてクウンっクウンっとうなり始めた

 

 

「やばい、これはかなり苦しんでいるな・・・しかしどうしようもない・・・」

 

息遣いは苦しんでいるのだが俺を見る顔はまるで猫が照れてるときの様な安心した可愛い顔・・・

 

なぜそんな安心した瞳で見つめているのか・・・

 

やがて寝る時間がきて

 

親と万が一を考えたのだが、今晩も籠の中に入れた・・・

 

ら、すぐ入口に出てくる!!

 

更に籠の蓋を閉めたらそこにフラツキながらも飛び乗って見つめている!!

 

そこで俺はもうしばらく抱きかかえTVみながら腹の中で暖めた・・・

 

で、30分ぐらいして最後にもう一度そっと籠の中の床にペーパーを丸めて巣のように敷き

 

その上に餌箱と水を置き

 

丁度いい大きさの日ごろ専用水浴び風呂に使っていた皿の上にインコを乗せた

 

ら、今度は餌箱に這い蹲りながら乗り

 

自らの力で餌箱を手前に倒した状態で食べ始めたので

 

「まだ元気がある!!食べる元気があれば治るぞ!!」

 

と思い、とうとう俺もその場を離れて寝てしまった・・・・

 

 

俺はインコの結構近くで寝ていた

 

で朝方0400頃、ふと声に気が付き

 

うつ伏せで水桶の前に顔をくっつけて苦しそうな息遣いながらにも力強く頑張っているインコを見た!!

 

で、もはや動けそうにない感じで

 

その時俺の親がやって来た!!

 

そしてすぐその声がうつ伏せのまま無くなり

 

そのまま静かに息をひきとってしまった・・・

 

 

俺は思った

 

「なんという苦しき惨い最後だったことか・・・この子は・・・

 

ペットとして飼う事は別れは覚悟の上だが、今日の診察時間まで間に合わなかった・・・

 

そしてあまりにも早すぎる最後の瞬間・・・抱いてやれなかった・・・」

 

 

「人間、この世に生を受けてから最後は何処で死ねるか・・・

 

この子は家族という大切な原点を

 

そのか弱き小さな命から真っ直ぐな瞳で本当に教えてくれた」

 

 

「言葉も通じない状態で気持ち一つだけで、教えてくれたんだ!!

 

人間だろうと動物だろうと関係ねぇ!!

 

生きとし生けるもの全て、最後は心(ハート)なんだと・・・」

 

 

そして市の環境事業センター(ペット火葬場)に埋葬

 

「ありがとう」

 

そしてもう、こんなにも別れが辛い思いをするので

 

「ペットはウチはもう飼うのをやめよう・・・やっぱ可哀そうすぎる!!

 

これ以上は悲しみが増えるだけで

 

もう、本物の命はつらい・・・

 

それにこれからは大災害等の予告も本当にあるし

 

もし次飼うなら ぬいぐるみで十分でしょ!」と親に言った

 

何とかそれで了解を得た今年のクリスマスイブの夜であった・・・



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