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トライアル「Beta・REV-3」in猿ヶ島・水没からの救急オペ開始!!

2013年09月16日 10時49分25秒 | トライアル

 

今回の連休は台風18号の影響で仕事予定が逐次急遽中止になり

 

非常に喜びの末からの一転、地獄の底に落ち緊急事態発生!!

 

 

つい先日

 

猿が島にて

 

人生初の

 

REV-3完全水没からの緊急治療を開始!!

 

 

一緒に救出してくれた偉大な国際B級の方から

 

「まずはエアクリーナーからシリンダーまでの水を最優先で抜くしかないですね!」

 

と助言を頂き

 

 

まずはエアクリーナフィルターを外し

 

橋下のいい場所を選んでREV-3をそのまま地面に直裏返しする

 

 

ドボドボ~・・と地面に大量の泥水がエアクリBOX&サイレンサー排気口から飛び出る飛び出る!!

 

 

で、しばらくそのまま水抜きの様子をみて後はショップに持って行こうと思っていた矢先、

 

今度は何と「おおーー!!久々見たよ!水没なんてー!」

 

「はっはっは・・・あなたもトライアルの洗礼受けましたねぇ~」

 

と言いながら元気に近づいてくる御二方が

 

聞けばMFJ(トライアル選手権公式認定)のHRC(ホンダレーシング)所属の

 

あのガルルでお馴染み「小林 直樹」師範の直属後輩にあたる方達で

 

 

今日、猿が島にてトライアル専門スクールをする予定で一応現地確認の為やってきたらしく

 

こんなやばい天気の状況の為、生徒さん達に中止の連絡を今していた最中だったとの事

 

 

で、これより

 

何故か現場はモノホンHRC指示による何とも贅沢なREV-3緊急オペが開始されたのである・・笑

 

まずはバイク裏返し状態のまま

 

1=プラグを外す(プラグ穴から大量の泥水が出る!!)

 

2=その状態でギアを手で高ギア(4or5速)に入れリアタイヤをゆっくり慎重に(※必ず前進方向)手で回しピストンを動かしつつ水を廃棄する

 

3=約10回ほど回してシリンダープラグ穴内からほぼ水が出なくなったらバイクを元に起こしてギアニュートラル

 

4=生鉄で出来ているシリンダー内ピストン類の急速に発生する錆を防ぐためプラグ穴から直で2ストエンジンオイルを5滴程入れ軽く30回程キックして潤滑させる

 

5=ギア室&燃料タンク&キャブ内のフロート室から燃料&オイル等を全て抜く

 

6=燃料タンクから抜いたガソリンを燃料ホースを利用しオイルジョッキ等に入れ、水と自然分離した上側のガソリンを洗い油に使う

 

7=サイレンサー&チャンバー&エアクリBOXを外してそれぞれ壁等に立てかけて完全水抜き

 

8=クランク室右側のフライホイルカバーを外しバイクを右側に傾けてジェネレータ室等から出来るだけ水を抜く

 

9=その間に外したパーツ等(排気パーツ類を除く)を出来るだけ洗い油&パーツクリーナで洗い乾燥させる

 

10=次にエンジン掛けた時にいきなり高回転になり焼きつき等防ぐ為アクセルワイヤー等を必ず点検洗浄する

 

11=ジェネレータが錆びて完全に交換になる前にプラグ&ギアオイルドレンを仮止めしキャブ入口マニホールドに綺麗なウエスを詰める

 

12=とりわけこの状態で緊急オペは終了!!速攻家に持って帰り再生オペに進む!

 

 

で、ついでにジェネレータはかなり高額パーツにつき重要!!

 

2ストエンジンはシンプルな構造ゆえに素人でもオペ出来るくらいトラブルに強い有り難いエンジンとの事

 

4ストなら完全アウト&中古車買ったほうがいい位の修理費がかかるらしいですね・・・汗

 

バルブ等精密機構があるから当然・・・・

 

なので後は運を天に任せて点火CDI&ジェネレータ&ピストン類等が死んでなければ復活するそう!!

 

最後に「バイクはいいけどおたくの体を風邪引かないように先に着替えた方が良かったんじゃ」

 

と、これまた温かい有り難いお言葉を頂き深々と御辞儀をして進路をモンシェル城へ向け速リターン!!

 

 

猿はかなり激烈な荒天だったが小田原は一変超晴れ模様・・・何か気色悪いかんじだが・・・

 

 

で、帰るやいなやまず

 

水&パン等で軽く自分に燃料補給し

 

刻一刻を争うREV-3再生オペを開始!!

 

まずは

 

1=プラグ&オイルドレンを外し乾燥開始

 

2=ジェネレータ内を徹底的にコンプレッサーエアーで吹き飛ばす

 

3=インテークマニホールド~キャブを外す

 

4=パーツクリーナ&コンプレッサーのエアーで吹きまくりながら徹底的にこれらのパーツを洗浄

 

5=特にキャブは完全バラしで穴という穴を全て吹きまくり細かい砂塵を完全取り除く!!(ニードル等傷つけない様細心注意)

 

6=インシュレータ内リードバルブ付近の汚れを慎重にウエスで拭き取る

 

7=チャンバー&サイレンサー内もエアーで拭き乾燥

 

8=新しいプラグを付ける

 

9=オイルドレンをつけてギアオイルを入れる

 

10=外したパーツを全て組む(リアフェンダーは付けずに予備エアクリーナフィルターは仮付け状態)

 

11=燃料タンクに混合ガソリンを入れ、一度底のガソリンを抜き泥&水が混ざってないか点検(燃料コックも完全点検洗浄)

 

12=異常なければ意を決してキャブ内に燃料を入れる

 

13=燃料コックをOFFにしキャブ底のドレンを外し一度キャブ底の燃料を抜き様子をみる

 

14=異常なければいよいよ始動の為の燃料を再度キャブ内に入れる

 

15=アクセルワイヤー&エンジンストップスイッチ等異常ないか点検整備し

 

16=いよいよ覚悟を決めてキック開始!!

 

 

で、ものの1~2発でブロロロン~・・・とかかりそうな感触が・・・

 

次にキックと同時にアクセルを軽くあおったらプラグがかぶった感じが・・・

 

プラグを外してパーツクリーナで洗浄しもう一度今度はアクセルそのままでキック開始!!

 

すると一発でブロン~~ブロン~~ブロンーブロン!!

 

静かに立ち上がるかのごとくエンジン再スタート開始!!

 

おそらくシリンダー内等に若干残った水滴等を負圧爆発力で吹き飛ばしつつ徐々に蘇って来た!!

 

で、しばらくしてアイドリングがいつもの状態に戻りアクセルを軽くちょいと開けてすぐ離す!!

 

「ブウオン~~」

 

いいじゃねえか?オイ笑

 

徐々にアクセルの開度に調子が上がってくる!!

 

「ブオン~ブオン~ーーーブオオオオオーーーーンン!ーーーーボンーーーボンーーーーボンーボンーボボドンドンドンドン・・・」

 

よっしゃーーー!!フライホイールの超トルク音正常!!

 

排気の色&匂い正常!!

 

何とかこれで復活したぜ~!!笑

 

 

しかし今回は練習以上に色々と勉強になったなぁ・・・

 

とりあえず今日はこれで終了!!

 

まずは自分を休ませよう

 

後は明日休みになったのでもう一度ギアオイル入れ替えて再始動で様子見だなぁ

 

とこんな具合で何とか先日の緊急オペは無事成功したのであった・・・疲れました笑



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