Music Mania

No Music No Life

ヴァン・ヘイレン聴きまくりの日々

2013年04月13日 | 音楽


先日買ったヴァン・ヘイレンの6枚組CD、毎日とっかえひっかえして何度も繰り返し聴いている。
ボーカルがデイヴ・リー・ロスの初期作6枚をまとめて聴いた感想を書く前に、10代の頃ヴァン・ヘイレンについてどう感じていたかを紹介しよう。

僕はヴァン・ヘイレンというのはジューダス・プリーストやモーターヘッドのような激しいヘヴィ・メタルだと思っていた。
というのも、当時読んだ音楽雑誌でそのように紹介されていたからだ。
今思うといい加減なものだと思うが、情報の少ない当時としては鵜呑みにするのも仕方ないだろう。

そして激しくヘヴィなメタルを期待して彼らの1stアルバムを聴いてみた。
すると、レコードから流れてきたヴァン・ヘイレンは、激しさもヘヴィさもない、ポップで陽気なアメリカン・ロックだった。
僕はかなりガッカリしたが、後に名曲「ジャンプ」を聴いて、「彼らはキッスと同じ、明るくてポップなロックンロールバンドなんだ」と認識し、イマイチだった1stアルバムも受け入れることが出来たのだった。

そんなわけで、今回2作目~5作目までは未聴アルバムだったが、どれも予想以上に明るくてポップなロックンロールが満載だった。
さらにファンキーな一面もあり、意外にバラエティ豊かな楽曲が並んでいたのも予想外だ。
そしてバンドの看板男、エディ・ヴァン・ヘイレンのギタープレイだが、彼はギターソロよりもリフワークにこそ真価が発揮されるタイプのギタリストだということがわかった。
エディというと、どうしてもライトハンド奏法を駆使した派手なギターソロがイメージされがちだが、僕には彼の魅力はそこではなく、リフメイカーとしての才能のほうが大きいような気がする。
彼のリフは個性的で実にかっこいい。
コードを崩したシンプルなリフでありながら、ハーモニクスを多用し、絶妙のタイミングでピックスクラッチを入れる。
そこへデイヴの味のあるハスキーヴォイスが乗ると、リフのカッコ良さが倍増し、楽曲がより魅力的になるのだった。

今のところの好きな順番。
炎の導火線>ダイヴァー・ダウン>伝説の爆撃機>1984>戒厳令>暗黒の掟

Van Halen Ain't Talkin' 'Bout Love HD

住む。

2013年04月07日 | 読書


「住む。」という雑誌がある。
人が家に住むとはどういうことか、がテーマになっているのだが、なかなか面白そうだったので購入した。

よくハウジング関連の雑誌だと家を建てることばかりで、肝心の住んでからのことが語られることは少ない気がする。
それに対してこの「住む。」は家が完成してからが長い長い「住まい」の始まりで、それは住む人が育てていくものだという。

「住まい」とか「生活空間」というと、ついモデルハウスのような立派な豪邸だったり、あるいは都内の夜景の見えるマンションがイメージされがちだが、この雑誌は違う。
今月号(というより季間)は借家特集で、それは築70年以上のアパートだったり平屋だったり、雑草に埋もれた木造家屋なのだ。

生活というのは、食べる、寝る、トイレする、お風呂に入る、テレビを見る、インターネットをする、など様々な行為全般のことだが、それをただのルーティンワークとしてこなすか、あるいはクリエイティブな行為としてそれを楽しむかで大きく変ってくる。
借家の場合、壁や設備が汚れていたりすることもあると思うが、それを汚いと捉えるか、長い年月の痕跡で歴史が刻まれていると捉えるかで印象は大きく異なるだろう。

ここで紹介されている「住まい」は、どれもオーナーのセンスが良く、丁寧で、何より生活を楽しんでいる。
いくら高級物件に住んでいても、寝に帰るだけだったり、ストレスのたまる空間だったり、最悪ゴミ屋敷なんかにしてしまっては何にもならない。
いかにして住まいを育てていくかが鍵となり、そうやって年輪を刻み続けていくことに「知」の喜びが感じられるようになれば幸いだと思うのだった。




アクセラとファミリア

2013年04月06日 | クルマ
マイカーのアクセラが車検から半年経ったので6ヶ月点検に出してきた。

結果は異常なしで、オイルとエレメントの交換もやってもらった。
これらの費用は車検時に支払ってあるので今回は無料だ。
現在走行距離は74865Km、これだけ走ってタイヤもブレーキバッドもバッテリーもまだ大丈夫というから、なかなか経済的だといえる。





写真の左側が走行距離で右側がトリップメーターなのだが、僕はガソリンを入れるたびにこれを0にしている。
距離計の上側がガソリンメーターのデジタル表示で、現在左側のEの部分で一目盛りだ。
つまり満タン給油後626.8km走って残りがこれだけ、燃費はリッター15kmだ。
高速道路なしの一般道オンリー渋滞有りという状況で、この数値は立派なものだと思う。

アクセラというクルマ、僕の型で2代目になるがその前はファミリアという名前だった。
ファミリアは、他メーカーでいえばカローラやシビックに相当する大衆車で、とくに1980年登場の5代目モデルが大ヒットしたようだ。

この5代目モデルと現在のアクセラ、30年の月日を経てどう進歩したのか見てみよう。
条件を揃えて、4気筒1500cc、5ドアハッチバック、ATでの比較だ。
参考に3代目デミオ1300も並べてみた。





こうやって見てみると、現行アクセラは30年前のファミリアより一まわりどころか二まわりくらい大きいのがわかる。
そして本来一つ下のクラスになるデミオが、30年前のファミリアと似たサイズである。

では、30年前のファミリアより2クラス上のコスモとアクセラを比較してみよう。
条件を揃えるため、今度はセダンでの比較だ。





この型のコスモにはロータリーターボという恐ろしく速いモデルも存在するのだが、ここでは4気筒2000ccでの比較にした。
馬力は120となっているが、当時はグロス表示なのでネット換算すると105馬力くらいだろう。
全長こそコスモのほうが少し長いが、それ以外はアクセラのほうが大きい。
それにしてもこの型のコスモのデザインはカッコイイというより個性的で、かなり好き嫌いがわかれるものだ。
このコスモの兄弟車でルーチェというクルマもあったが、その後センティアという名前に替わりやがて消滅した。

この30年間、クルマは巨大化が進み、本来大衆車だったクルマが高級車のような大きさになってしまった。
大きさだけではない。
静粛性、装備、乗り心地など、現代の大衆車は30年前の高級車になってしまったのだ。
少々行きすぎのような気がするが、これも時代の流れなのだろう。