花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

クチナシ

2010-07-13 11:01:36 | 
クチナシ (梔子 巵子 支子〉

別名 せんぷく

原産地 東アジア 日本西部
日本・中国には自生するそうなのです。

白い花で、一個ずつ花を咲かせるのです。強い芳香があり、遠くからでも香っていますね。
香りでは春の沈丁花、秋の金木犀と、このクチナシ。三つも大好き。

さて八重咲きものは実がならないことで、実の口が開かないところから、 ”口無し”の名になったようです。
またクチナワナシとも云うのでして、つまり「クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木」、これはヘビくらいしか食べない果実なのでした。

さて、一重咲きものは実がなります。
で、実はオレンジ色で薬用・染料になります。無毒なので、布以外にも、また、きんとん、たくあんの着色料にもなるのです。

さらに「せんぷく」ともいうものもありました。
漢訳仏典では蔔(せんぷく)と音写したものでした。中国ではいつからか 、クチナシには「蔔」にいいうのです。そいうことでクチナシでは、日本にも、センプクともいうものもあるのでした。

さて「くちなしの花」という歌詞には、
〈いまでは指輪も まわるほど〉
ほとんど知っているように思いますよね。

耳なしの 山の くちなしえてしかな
     思ひの色の 下染めにせむ
古今和歌集ですが「読人知らず」でした。

夏の日は なつかしきかな
  こころよく 梔子の花 汗もちてちる
           北原 白秋

薄月夜 花くちなしの 匂いけり
     正岡子規

花言葉 私は幸せ者 優雅 洗練 清潔
    喜びを運ぶ 夢中 沈黙

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