花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ウメ〈梅〉

2013-03-07 21:39:13 | 
ウメ〈梅〉
別名 コウブンボク〈好文木〉 ハルツゲグサ〈春告草〉 
   コノハナ〈木の花〉 ハルツグサ〈初名草〉ニオイグサ〈匂草〉
   カザミグサ〈香散見草〉 カゼマチグサ〈風待草〉

開花時期は1月20日から4月5日頃です。
今年は寒くなり、東京ではようやく咲きました。

さて、ウメは中国原産。

奈良時代に中国から持ち帰ったらしいので、
遣隋使または遣唐使からだったようです。
つまり薬用として、渡ってきたので、
果樹としてその実が梅干に利用されるのでした。

しかし、とてもよい香りでした。
「馥郁たる梅の香り」でしたので、
奈良時代にはやはり「花」はウメでした。
万葉集では約120首とかで、二位でした。
一位の萩では、約140首で、桜は約50首なのです。
平安時代になると、紅梅がもてはやされたのでした。

さて梅干しには、江戸時代には各藩が非常食として、
梅干を作ることを奨励したためでした。
つまり、全国に梅林を見られるようになりました。

ちなみに「梅雨」の名の由来は、
梅の実がなる頃に雨が多いかららしいそう。

春されば まづ咲く宿の 梅の花 
  ひとり見つつや 春日暮らさむ
      万葉集   山上憶良

わが園に 梅の花散る ひさかたの
 あめより雪の 流れ来るかも
      万葉集   大伴旅人
   
人はいさ 心も知らず 古里は
 花ぞ昔の 香ににほひける 
      古今集   紀貫之
 
東風吹かば にほひおこせよ 梅の花
  あるじなしとて 春な忘れそ
             菅原道真

大空は 梅のにほひに かすみつつ
 くもりもはてぬ 春の夜の月
       新古今集  藤原定家

春もやや けしきととのう 月と梅
            松尾芭蕉

白梅や ひと日南を あこがれぬ
            石川啄木

道ばたの 風吹きすさぶ 野梅かな
            高浜虚子

花言葉 厳しい美しさ あでやかさ 高潔
上品 忍耐 忠実 独立 澄んだ心

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