楽しさ 去って

10年ぶりくらいで、長女が家に帰ってきた。
次女も帰って来て、今までにない楽しい正月でした。
妹の方は、比較的近場にいるせいか時々来てくれます。
感受性の強い姉は、私たちの仲を察してか
高校在学中から、よく上京していました。
そして卒業と同時に東京へ就職しました。

私の両親がこんな状況なのを案じて、来てくれたのかもしれません。
お互いに気づかいはあったものの、楽しい3日間でした。
二日酔いする程酒を飲み、両親の今までの経過を話し、
思いあまって泣いてしまったこと。
親として、少し恥ずかしかった。

それも束の間、帰京の時はやって来ました。
職場へと福島土産を持たせました。
そして新幹線での別れの瞬間はやってきます。

高校を出て東京に就職する時の別れの新幹線を
思い出しました。
発車ベルが鳴り、静かに動き出した新幹線。
もう二度と会えない位の悲しみが込み上げたのを思い出しました。

いろんな意味で、子供達からは精神力を強くされました。
今回は以前のような、込み上げる程の気持ちまではなりませんでしたが、
楽しさが去った後の虚しさは、変わりません。
ポッカリと、心に穴が空いた様です。
また逢える日を楽しみに、がんばって仕事をしていきたい。