のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



ストリート歌舞伎・辻狂言を見てきました

2018年11月17日 | お出かけ
名古屋は芸どころと言われています。
8代将軍吉宗の頃、尾張藩では宗春が7代藩主となりました。

幕府の財政が厳しかったため、庶民にも質素倹約を求めた吉宗に対し、宗春は商業や文化の振興を進めました。

遊郭が建ち並び、歌舞音曲が流れ、物づくりや商業活動が活発に行われました。
名古屋城下はおおいに栄え、今の「芸どころ」の礎が築かれました。

大正琴も己書の発祥も名古屋なんです。
毎年行われている市の文化祭では、さまざまな催しが行われています。

その一つに「ストリート歌舞伎」「辻狂言」があります。

文字通り、町中で演じる歌舞伎、狂言です。もちろん無料、だれでも見ることができます。

江戸時代、名古屋で起きた心中未遂事件は豊後節として語られ、尾張でも江戸でも大ヒットし、現在歌舞伎などでも演奏される常磐津の素となっています。

現代によみがえったラブストーリーをイオンモールの舞台で楽しんできました。
遊女と畳職人の恋物語、はじまりはじまり・・・・





いつしか深い仲に



「あんな人に身請けされるくらいなら、いっしょに逃げましょう」恋の逃避行に出る二人。



つかまってしまっては、どうしようもない。
己に罰をと請う二人。



「相対死未遂は許されざることなれど、こたびは、無罪じゃ。」
なんと藩主様の温情により、死罪を免れた二人。



無事二人はむすばれたのでありました。おしまい。
ハッピーエンドで落着。



狂言は、自分の田に多く水を引こうとする二人の軽妙なやりとりが笑いを誘います。
「さてもさても」の独特な言い回しがおもしろい



コンパクトな紹介ですが、実際は1時間以上の公演で、プロの役者さん、狂言師の方たちの演技は見応えがありました。

数百年前から今に至っても、ラブストーリーの人気は衰えることがないんですね。
庶民にとっては、さてどうなると、興味津々ですから。

週刊誌の見出しに目をひかれ、韓国ドラマを録画し、障壁を乗り越えていくヒーローヒロインを見て楽しんでいる私も、江戸時代の庶民と何のかわりもありません。


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2 コメント

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のりのりさんへ (まりも)
2018-11-18 15:49:41
イオンモールの中での イベント
買い物途中にも ふと足を止めて楽しめますね
少し敷居の高い歌舞伎・狂言も そうした事から身近に感じますよね
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まりもちゃんへ (のりのり)
2018-11-18 21:00:35
地域にいろいろな文化がありますね。
詳しく知らないことがたくさんあります。
どんなことにも興味を持って見たり聞いたりするのは楽しいことですね。
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