早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

太郎焼き 江古田

2016-09-24 07:11:14 | ランチ

写真は、太郎を前に立ち止まるK。その背にゾエの声が飛ぶ。

「太郎に、行くんですか?」

太郎のメニューを凝視するK。その背にゾエの声が飛ぶ。

「太郎に、入るですか」

私たちは意を決して太郎に入った。店はおじさん2人で切り盛りしていた。おじさんAが水を3つテーブルに置き身構えた。すかさず私は答えた。

「太郎焼きと鳥南蛮のセット」

ややあってkが

「太郎焼きとクリームコロッケ」

視線をゾエに落とすおじさんA。ゾエは迷っている。

「タロコロ、タロナン」

私とkのオーダーを奥に通すおじさんA。ゾエは迷っている。いったん厨房に引き上げるおじさんA。意を決したゾエの口が開いた。

「豚のバター焼きと」

すかさずおじさんAの声が飛ぶ。

「うちに来たら太郎焼き食べなきゃ」

ゾエが口をアグアグさせている。声にならない声が言っている。

~ならばメニューにのせるなよ~

「じゃ、太郎焼きとハンバーグ」

「タロハン追加」

満足気のおじさんAの声が響いた。

私のタロナン。

kのタロコロ。

ゾエのタロハン。

「早く太郎を食べてよ、写メ撮って太郎に送るから」

「写真はいいですけど、太郎さんに写メ送るのだけは絶対にやめてください」

「ゾエ、太郎を食べ尽くす、いいじゃんいいじゃん」

「絶対にイヤです、太郎さん連れて来て、太郎が太郎を食べ尽くすにしてください」

「うまいなゾエ、当たり飯に認定」

「そうきましたか、勝手にしてください」

 

 

 

 


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