写真は、「戦後ゼロ年東京ブラックホール」貴志謙介 NHK出版 1700円+税
終戦の年を戦後ゼロ年とし、その視座に立って今の日本を検証している。少しは知っていたつもりだが、まさかここまでとは、呆然として頭がクラクラした。
おりしも、ひとつのニュースを聞いた。2020年に向けて羽田空港の発着便を増やす為、第3滑走路の建設を目指す日本政府に対して、アメリカ側の許可が取れず、難航して居るとの事。何で日本の飛行場の滑走路を増やすのにアメリカの許可がいるのかというと、滑走路の進入角度により、横田基地の管制範囲をかすめる為、アメリカ側の許可がいるのだ。実は、横田基地などの米軍基地の管制圏を避けるため、日本の旅客機はかなり遠回りを余儀無くされている。
それ以前に、独立国に、他国の軍隊が常駐しているのは極めて稀な事。
この本を読むと、その訳がよくわかる。
映像もぜひ観たい。