早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響あり

2017-12-06 05:38:12 | 出来事

写真は、関門海峡。

かつてこの地、壇ノ浦にて平家は滅んだ。

安徳天皇は8歳にして波の下の都をめざし入水した。

様々な想いが今もこの海の下で眠っている。

p250より

「海上には、赤旗・赤符(あかじる)ども、切り捨てかなぐり捨てたりければ、龍田河の紅葉葉(もみじば)を、嵐の吹き散らしたるに異らず。汀(みぎわ)に寄する白波は、薄紅にぞなりにけり。主もなき空しき船どもは、潮に引かれ風に随ひて、いづちを指すこともなく、ゆられ行くこそ悲しけれ。」平家物語 巻十一。

風は過去から吹いてくる。

その風を確かに受けとめた。