山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

「親亡き後」は「親あるうちに」

2015年04月14日 | 日記
全国手をつなぐ育成会連合会事業所協議会発行
「事業所協議会ニュース」が届きました。

事業所協議会縮小版

今回の会報の内容は、事業所経営側としては
とても重要になる「報酬改定について」 「政策提言概要」
権利擁護ということで「相談するとは、<人生とはいいものだ>と思えるように」
その他として「A型事業~エピソード」
札幌市手をつなぐ育成会を母体としてできた「社会福祉法人朔風(さくふう)」が
念願としていた重度・高齢に特化したグループホーム「そら」を開設したこと
などが書かれています。

事業所協議会 (2)   事業所協議会 (3)

事業所協議会 (4)   事業所協議会 (5)

どの記事も、障がいの有る人の思いに寄り添って支援していきたい、という
熱いおもいが伝わってきそうなものでしたが、やはり親として一番気になるところは
重度・高齢化グループホーム「そら」でしょうか。

事業所協議会 (6)


医療機関との連携による医療的ケア、車いすや介護にも対応した設備
24時間支援対応の職員配置、看護師、栄養士による健康・栄養管理
制度に無くても必要な支援を行う。


現在の利用者さんのほとんどの方には基礎疾患があるそうで、
グループホームの隣りには内科、透析科のクリニックがあり、
車で10分のところには総合病院、そこの医師、看護師、ケースワーカーが
重いかたの医療ケアプランをたて、訪問診療、訪問看護、
容体変化の場合の緊急受け入れを行っているそうです。
本当にここまでやってくださると親は安心できるのかもしれません。

しかし、24時間365日の職員配置が必要となる重度・高齢のグループホームは
現行制度では大変運営が厳しい状況
なのです。

でも、なぜそこまでしてグループホームを開設したのか、
その理由も書いてありました。

「親亡き後」は「親あるうちに」
以前、利用者の方が病気で亡くなったとき、その親御さんが
「親より先に逝って孝行な子です」とおっしゃったそうです。
この切なく悲しい言葉を二度と親御さんに言わせたくない、
その想いで「そら」をつくりました。


重度・高齢「親亡き後」の安心をつくるにはまだまだ国の制度が
追い付いていないのです。
歳をとってもグループホームで安心して暮らしていける制度が
早く整ってくれることを願います。

※「事業所協議会ニュース」の内容をご覧になりたい方は
山形県手をつなぐ育成会のHPより見ることができます。
どうぞご覧ください。


ご訪問ありがとうございます(F)


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